教職員と学生が大学運営について話し合う「意見交換会」を今年度も実施しました。この意見交換会は例年9月に実施されており、今年度は2025年9月25日(木)に新宿キャンパス・工手の泉で開催しました。 意見交換会の目的は、その年のテーマに関して学生のみなさんの率直な意見や「ここが困ってる!」という声を聞き、大学運営の改善や学生生活の質向上へ繋げていくことです。
■今年度のテーマ:「大学からの情報発信のあり方について」
今回のテーマは、大学からの情報が学生のみなさんにきちんと届いているか?でした。情報を正しく受信し、内容を理解してもらえなければ学生生活に多大な影響を及ぼす可能性があります。参加学生からは、情報の受け取りについて次のような「困った」という声があげられました。
■情報がバラバラ問題!
キューポート、KU-LMS、大学ホームページなど、情報があちらこちらに分散していて、友達と会話していても「その情報どこにある?」となることが多いようです。リンクを駆使して簡便に画面遷移がされるよう工夫はしていますが、改善しなければならないことがたくさんあると認識できました。
■掲示板はスルーしがち!
キューポートの掲示板は情報が多すぎて、あまり見ていない。掲示の「見出し」だけを見て、関係がなさそうな掲示は見ないことが多いそうです(大学側からすると、一見関係のないと思える連絡も関係がある掲示があるので見てほしいのですが)。
ヒアリングを重ねていくと、多くの学生さんは友人からの口コミや非公式なチャネルを活用していることがわかりました。また、大学メールアドレス宛の連絡は個別性が高いと判断し、よく見るメールへ転送設定をしている学生さんもいました。
■今後のアクション
学生からは、「これさえ見れば全部わかる」単一のポータルサイトや、公式プッシュ通知で確実に届く公式LINEアカウントなどの提案が出ました。
大学側も、学生を大切な「ステークホルダー(構成員)」と改めて認識。今回いただいた貴重な意見を基に、今後、教育開発センターを中心に、情報伝達のあり方や、情報の重要度を明確にする仕組みなど、具体的な改善策の検討を進めていきます。ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました。


