12月20日（土）、遠藤新研究室（まちづくり学科）は、川崎市との共同研究事業として整備された広場「カナドコロ」において、「カナドコロマーケット」を開催します。

「カナドコロ」は、30年間空き地となっていた公有地を整備してつくられた広場です。 本プロジェクトでは、増加が予想される都市の空地を資源と捉え、市民の暮らしを豊かにするグリーンインフラとして活用しています。以前は空地だった場所が、子どもたちの日常的な遊び場や、フリーマーケットなどの地域イベントを行うスペースとして、地域のつながりを育む場となっています。
広場名には「金程地区の拠り所」という意味が込められており、近隣住民から親しまれています。こうした取り組みが評価され、2021年度グッドデザイン賞（公共の建築・空間分野、主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。

「カナドコロマーケット」は今年で8回目を迎え、毎年200人近くが参加する恒例のイベントです。
遠藤新研究室の学生たちは、マーケット全体の企画・運営に主体的に携わり、地元団体 ふらっと新百合ヶ丘と連携しながら、出店者への声かけや行政手続き、会場レイアウト、情報発信などイベント運営の中心的な役割を担っています。

イベント当日は、地元の方々の協力のもと、金程地区で採れた冬野菜の販売に加え、地元農家やお店による出店、工作体験など、子どもから大人まで楽しめる内容を用意しています。
さらに、村上研究室（まちづくり学科）の学生たちとも協力して、クリスマスシーズンに合わせた企画を実施します。 モルックチャレンジやコーンホール、ルミナスビーズでの小物づくりなど、学生が企画・運営するミニゲームや体験コーナーを行うほか、クラリネット四重奏によるクリスマス音楽会を開催します。