先進工学部設立のコンセプトの一つであるイノベーティブな研究連携を実現するために、先進工学部(および教育推進機構)に所属する教員が関わる先進的な研究内容を互いに理解し、共同研究を展開するきっかけとして第2回コロキウム(研究討論会)を開催します。
学部学生にも公開し、研究に対する理解を深める機会とします。このコロキウムは、イノベーティブな意見交流に絶好の機会を提供します。多くの皆様のご参加をお誘いいたします。
開催日時 | 2016年年1月19日(火)16:00~20:00 |
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場所 | 工学院大学八王子キャンパス 総合教育棟 1N-338 講義室 アクセスマップはこちら |
参加費 | コロキウム:無料 交流会:(一般・教職員)3,000 円(学生)1,000 円 |
主催 | 工学院大学 先進工学部 |
後援 | 八王子商工会議所 |
プログラム
16:00~16:05 | 開会の辞: 先進工学部長 本田 徹 |
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16:05~16:50 | 演題: 「不思議な小麦粉の世界」 応用化学科 教授 山田 昌治 パン、うどん、スパゲティ、ケーキ、ビスケット、クッキーなど、小麦粉からできる食品は多種多様である。なぜ小麦粉という一つの食品素材から非常に幅広い食品ができるのであろうか?大麦粉や米粉などほかの穀物粉ではだめなのか?日ごろ当たり前のように接している小麦粉では不思議な現象が数多くみられる。たとえば、製粉直後の小麦粉ではパンをつくることができない、うどん生地を一晩寝かせるとコシのある食感のうどんが得られるといった現象が挙げられる。また、コシとは何であろうか?弾力性とは違うのか?これらの現象の多くは、小麦粉中のタンパク質が水和してできる「グルテン」と呼ばれる粘弾性的性質をもった物質の特性によるところが大きい。演者が三十年近く小麦・小麦粉に関わってきて得た知見に基づいて、その不思議な世界をご紹介したい。 |
16:50~17:35 | 演題: 「物理・化学を融合した次世代リチウムイオン電池」 応用物理学科 教授 佐藤 光史 リチウムイオン電池は、スマートホンをはじめとする情報端末などポータブル機器に欠かせない電池である。演者は、溶液を塗布、熱処理するだけで簡便に機能性薄膜を形成する分子プレカーサー法を考案し、世界初の無色透明の薄膜リチウムイオン電池(LIB)を報告した。この無色透明LIBは、これまで不可能だった充電、放電を可視化でき、学術的にも大きな意味をもつことから、国際的な論文の表紙に掲載されている。本講演においては、さらに発展させた次世代デバイスと期待される太陽光で充電する薄膜リチウムイオン電池に関して世界に先駆けて紹介する。 |
17:35~17:40 | 閉会の辞 |
18:00~20:00 | 懇親会(スチューデントセンター3階グリル) |
テーマに関するご要望・お問い合わせ | 工学院大学先進工学部内(bt13171@ns.kogakuin.ac.jp) |
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