3月13日(水) 法政大学市ヶ谷キャンパスで開催された公益社団法人日本天文学会記者発表にて、武藤 恭之准教授(教育推進機構)らの国際研究チームが『地球型惑星の形成現場を描き出す-ALMA望遠鏡で捉えた"原始ミニ太陽系"-』を発表しました。
今後の展開が期待される研究成果にメディアの注目度も高く、本研究について、3月14日NHK「おはよう日本」でも取り上げられました。
武藤 恭之准教授のコメント
今回観測したおうし座DM星周囲の円盤の最大の特徴は、現在の太陽系の惑星が存在するような位置に、将来に惑星となりうる材料がたくさん存在していることです。その昔、太陽系が誕生したときの様子を彷彿とさせるようなその姿から、この天体が地球のような惑星の形成過程を探るのに適した天体であることが示唆されます。今後、さらに空間分解能を上げた観測や、異なる波長での観測を積み重ねることで、塵の大きさや量を推定したり、この円盤に惑星がすでに存在しているかどうかを知ることができるでしょう。今回の観測が、私たちの太陽系そのものの起源を探る一つのヒントになればと考えています。
今回観測したおうし座DM星周囲の円盤の最大の特徴は、現在の太陽系の惑星が存在するような位置に、将来に惑星となりうる材料がたくさん存在していることです。その昔、太陽系が誕生したときの様子を彷彿とさせるようなその姿から、この天体が地球のような惑星の形成過程を探るのに適した天体であることが示唆されます。今後、さらに空間分解能を上げた観測や、異なる波長での観測を積み重ねることで、塵の大きさや量を推定したり、この円盤に惑星がすでに存在しているかどうかを知ることができるでしょう。今回の観測が、私たちの太陽系そのものの起源を探る一つのヒントになればと考えています。
写真提供:自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター