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プレスセミナー「高粘度液体を用いた伝統的建造物の消防技術の開発」を開催、後藤治理事長が研究成果を発表

2019/11/29

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11月28日、工学院大学と能美防災株式会社が「高粘度液体を用いた伝統的建造物の消防技術の開発」と題し、プレスセミナーを行いました。
後藤治理事長、田村雅紀教授(建築学科)、村上正浩教授(まちづくり学科)が能美防災株式会社と産学共同で、茅葺屋根など伝統的建造物における発災時の延焼防止・燃焼抑制効果を持つ「高粘度液体」を開発し、その成果を発表しました。

まず、後藤治理事長が登壇し、今回の研究の社会的背景や研究の概要について説明をしました。次に、能美防災株式会社・石郷岡将平様が「高粘度液体」の特性や、水との消火・延焼防止効果の比較、放射装置の概要など、今回開発した技術の詳細について、実際の「高粘度液体」を使った実演を交えながら発表しました。
この「高粘度液体」を放射する可搬型装置は、横浜市金沢八景権現山公園・旧円通寺客殿に寄贈されます。今後もさらなる実装に向けて開発・改良を進めます。

今回のプレスセミナーにはテレビ局・新聞社など10社以上が参加し、質疑応答の時間には、今回の技術の詳細な情報や今後の展望などについて多くの質問がありました。
その後、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」など多数のメディアで取り上げられています。
工学院大学の研究グループが伝統的建造物の新たな消防技術を産学共同で開発
<取材案内・プレス対象>文化財を守る!「高粘度液体」を用いた消防技術の説明会を11月28日開催