附属高校1年生が工学院大学でミニ講義を受講し、研究室を見学

2021/11/26

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

工学院大学と工学院大学附属中学校・高等学校は、講義や研究室見学の機会を設け、高校生が早い時期から進路を考え大学の研究に興味を持てる環境を整えています。今回は,科学教育センターの「いつでも科学教室」の一環として,同センターに関わる教員を中心に講義・説明を担当しました。

まず、10月13日に、附属高校1年サイエンスコースの生徒を対象に、田村雅紀教授(建築学科)がオンラインミニ講義を実施しました。前半は工学院大学の学部・学科に関する説明、後半は田村教授の研究分野である材料学の魅力が語られました。

11月17日には、同大学八王子キャンパスにある3つの研究室を見学しました。教授や研究室所属の学生(学部4年生、大学院生)による説明に、生徒たちは驚いたり感心したりする様子が何度も見られました。

化学:理論化学研究室(教育推進機構 基礎・教養科、徳永健 教授)、ナノ化学研究室(教育推進機構 基礎・教養科、高見 知秀 教授)
実験のイメージのある化学ですが、計算やシミュレーションを用いて研究する手法があることを知りました。研究室内の機械でナノピペット作りを体験し、顕微鏡で生きた筋芽細胞を観察しました。

機械工学:スポーツ流体研究室(工学部機械工学科、平塚将起 准教授)
風洞実験室で、バレーボールの表面近くで空気がどう動くのかを観察し、台風並みの風の強さも体感しました。

情報:音響デザイン研究室(情報学部情報デザイン学科、高橋義典 准教授)
巨大メガホンや無響室、残響室で、音の不思議を体験しました。プログラミングで調整された音の出し方によって、音源が動いているように感じる体験をして、普段何気なく接している音や耳についても改めて考えるきっかけとなりました。

高校生は、駆け足ながら上記2日間で、建築・化学・機械・情報分野に接しました。これから進路を選択する高校生たちにとっては、自分の興味について考えるきっかけとなりました。

入学広報部入学広報課 高大連携
科学教育センター