鈴木敏彦研究室(建築学部建築デザイン学科教授)とコトブキシーティング株式会社が共同研究開発したダンボールスリープカプセル(Cardboard Sleep Capsule)が、「2022 Green GOOD DESIGN® Award*」を受賞しました。
鈴木研究室は、東日本大震災を機に、ダンボールを使った家具や空間を創り出しています。新型コロナウイルス発生後には、PCR検査用のボディーシールドを開発し、医療現場のニーズに応えてきました。
受賞作品は、コロナ禍でもプライベート空間を確保しつつ快適に生活できることを目指し、実際の使用を想定しながら改良を重ねました。デザインや設計には、建築家・黒川紀章のカプセル建築に関する研究が活かされています。
受賞コメント
ダンボールスリープカプセルは、コトブキシーティング株式会社と工学院大学で特許、意匠登録を申請中です。受賞製品にはグリーングッドデザインのロゴマークを表示することが許されるため、米国での展開に弾みがつくと期待されています。
ダンボールスリープカプセルは、コトブキシーティング株式会社と工学院大学で特許、意匠登録を申請中です。受賞製品にはグリーングッドデザインのロゴマークを表示することが許されるため、米国での展開に弾みがつくと期待されています。
GREEN GOOD DESIGN AWARDS
持続可能なデザインの発展に寄与するために 2009 年より始まった賞で、環境配慮に優れたデザインを評価することで世界中の人々へその認識を高めることを目的としている。主催は、シカゴ・アテナイオン:建築デザインミュージアム(アメリカ)およびヨーロッパ建築アートデザイン都市研究センター(アイルランド)。
母体である「GOOD DESIGN AWARDS」は、エーロ・サーリネン、チャールズ&レイ・イームズ、エドガー・カウフマン Jr.らによって 1950 年にシカゴで創設された、デザイン界で歴史のある賞の一つ。iF賞(1953年~)、Red Dot賞(1955年~)と並び権威のある世界的な賞として知られている。
- 建築デザイン学科 鈴木(敏彦)研究室