篠沢健太教授(まちづくり学科)が2021年日本造園学会賞事業・マネジメント部門を受賞しました。受賞は、内藤 廣・篠沢健太・平野勝也・奥山伊作・(株)プレック研究所・(株)内藤廣建築設計事務所の連名です。
日本造園学会賞は、公益社団法人日本造園学会が、研究論文、著作、設計作品、技術、事業・マネジメントに関し、造園学の進歩、発展に顕著な貢献をした者もしくは団体・組織に授与しています。
受賞は「高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設」の事業(企画・計画・設計・施工管理)およびそれにかかわるさまざまなマネジメント(調整・施工・協働)を対象としたものです。2011年3月11日の東日本大震災以降、岩手県陸前高田市において、国・県・市と、公園・道路・河川など、様々な自治体・専門分野の協力体制や、多くの市民、県民の方との協働により計画が実現されたことが評価されました。
受賞コメント
この度、栄誉ある日本造園学会賞 事業・マネジメント部門に高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設を選出いただいたことを感謝しています。本施設は東日本大震災の津波被害に遭われた方々を追悼し、復興を祈念する施設として、国をはじめ岩手県、陸前高田市の多くの方々のご協力のもとに成り立っています。本事業に携わってくださった関係者のみなさまに深くお礼申し上げます。
2022年6月18日、日本造園学会2022年度全国大会(北海道恵庭市)での受賞者講演では、内藤廣より宮沢賢治のことば…
「詩は裸身にて、理論の至り得ぬ境を探り来る。 そのこと決死のわざなり。」
をこのプロジェクトに重ねて発表しました。
まさに私たちの心境であり、それを噛みしめながら次の仕事に向きあっていきたいと思います。