第14回コロキウム -先進工学部 最先端の研究紹介-
新しい価値を創造する力(科学技術イノベーション人材)が社会で求められています。
2015年に開設した先進工学部(生命化学科・応用化学科・環境化学科・応用物理学科・機械理工学科)は、設立コンセプトの一つであるイノベーティブ(新しい切り口、新結合)な研究連携を実現するため、毎年コロキウム(colloquium。和訳:討議、協議、セミナー)を開催しています。
14回目となる今回も、研究や研究室に対する理解を深めて、自分の将来像をイメージできる機会として開催します。本会が在学生やこの分野に興味を持つ学外の方にとって、キャリアデザインの一助になることを期待します。
日時 | 2022年9月8日(木)16:00-17:40 |
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開催方法(オンライン) | ZOOM Webinar |
登録URL | こちらから事前登録しご参加ください |
プログラム
16:00-16:05 | 開会挨拶(小山学部長) |
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16:05-16:50 | 環境化学科:前野 禅 准教授 「触媒」で環境調和型社会の構築に貢献する 「触媒」は物質変換を司るキーマテリアルであり、私達の身の回りの日常生活用品のほとんどが触媒反応を利用して作られています。私は学部生の時に触媒の研究を始めてから、その種類(均一系/不均一系)や目的の反応(液相/気相反応)は変わりながらも、環境調和型社会の構築につながる触媒反応プロセスの開発に取り組んできました。本講演では自身の研究例を通して触媒研究を概説しながら、学生時代からどのように感じ&考えながら研究に取り組んできたかを話し、環境やエネルギーの問題の解決に向けて今現在取り組んでいる触媒反応プロセスについても紹介します。 |
16:50-17:35 | 機械理工学科:白鳥 祐介 教授
地域のバイオマスを利用した循環型社会の構築を目指し、バイオ燃料で作動する燃料電池の開発など、産学および国際連携の下、高効率エネルギー変換システムの研究に取り組んでいます。全世界のGDPの約半分を占めるアジア地域が、地球規模の温室効果ガス排出削減の鍵を握っていますが、途上国社会では、日本の脱炭素技術がなかなか広まって行かない現状があります。環境・エネルギー問題を真に解決に導くためには単に先端技術を開発するだけでいいのでしょうか?“エビ養殖場に燃料電池”なぜ?いかに新技術をグローバルに広めて行くか、燃料電池をテーマに考えます。 |
17:35-17:40 | 閉会挨拶(小山学部長) |
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過去のコロキウムの様子(応用物理学科 坂本哲夫教授によるオンライン講義)