BIMソフトの講習会で、岩村雅人教授がレクチャー

2022/08/29

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8月2-3日、本学新宿キャンパスで「BIM操作講習会」(共催:日本建築行政会議、工学院大学)が2回開催され、岩村雅人教授(建築学科)が、BIMの基本概念とBIMの操作方法を説明しました。

BIMとは、Building Information Modelingの略です。専用ソフトを使って3次元モデルを作成し、設計から施工、維持管理において蓄積された情報を活用することで、業務を効率化するシステムです。海外では主流ですが、国内での導入は大手企業に限られています。広く普及することで、建築業界全体のDX化・効率化が期待されています。

 この講習会は、今後国を挙げて「建築確認におけるBIM活用」に進むきっかけとなる、公共性の高いイベントです。2回とも国土交通省の方によるご挨拶で始まり、いずれも、関東圏の市・23区・確認審査機関など日本の建築行政を担う方々約20数名が参加しました。本講習会は、建物の計画を法的に審査する方々を対象としたもので、BIMを使って審査すると、どんな便利さがあるかを体験しました。BIMを使えば、建物の3D形状だけでなく、建物の仕様情報も同じ画面の中で見ることができます。岩村教授が他のソフトにはない操作や3D表示、情報表示を紹介するたびに、参加者は画面を操作し、時には補助者からアドバイスをもらいながら積極的に学び、BIMの利便性を体験しました。

岩村研究室の学生は、同会にアシスタントとして参加しました。いま行政がBIMに対してどのようなことを考えているかリアルな意見を直に聴くことができ、貴重な体験の場となりました。
建築学部建築学科建築生産 岩村研究室