建築学部がバーティカルレビュー2022を実施

2022/10/25

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建築学部が、10月12日に昨年度後期・今年度前期の設計課題の優秀作品を全学年一堂に集めて発表・講評するバーティカルレビューを開催しました。学部1年生から修士2年生まで17名の学生たちが登壇しました。
優秀作品展を同時開催し、2日間にわたって約30の建築模型が新宿アトリウムに展示されました。期間中に多くの建築学部生たちが見学に訪れました。

バーティカルレビューでは、それぞれ授業で扱った設計課題の概要を担当の教員から説明し、その後優秀作品に選ばれた学生たちが模型を見せながら、プレゼンテーションを行いました。教授たちが丁寧に一つ一つ講評し、時には作品を深化させるためのアドバイスが送られました。

学部1年・建築設計Ⅰ 「森のなかの小さなキャンパスロッジ」

工学院大学八王子キャンパス敷地内の北側には、未利用の豊かな自然が残されています。この授業の設計課題のテーマは、この場所の自然を活かした宿泊施設の提案です。1年生だからこその新しいアイディアと豊かな発想力が教授陣の目を引きました。

学部2年・建築設計Ⅲ 「廃校を利用した新しいコミュニティ施設」

少子高齢化の流れの中で、都心部でも小学校の統廃合が進んでいます。この授業では、リノベーションプロジェクトとして廃校を利用したコミュニティ施設を提案することで、日本の未来における建築の在り方を考えます。機能性やデザイン性のみではなく、施設のコンセプトや使用用途まで学生が考え、新たなコミュニティを生み出す仕掛けの詰まった施設が提案されました。

学部3年・建築デザイン演習 「彫刻のための美術館」

吉祥寺通りから井の頭公園につながる下り坂に、20世紀を代表する彫刻家から一人選び、作品を展示する美術館を設計するのが、この課題のテーマです。光によって表情が変化する彫刻にふさわしい空間デザインを試みます。山や岩を想起させる特徴的な外観が人々の感性を刺激する意欲作が披露されました。

建築学部