2022年9月15日に開催された第21回情報科学技術フォーラム(FIT2022)でシステムデザイン専攻2年の沼瀬太朗さん(三木研究室・三木良雄教授)がFIT奨励賞を受賞しました。この受賞は2年連続となります。
この研究は個人商店のような零細小売業において、そのPOSデータの顧客分析に基づき売上向上策を導き出す研究です。今回の発表では優良顧客は一定の来店を繰り返すのではなく、むしろランダムな来店を示す(clunpiness)を有することが他の業種で知られていることを用い、洋菓子店の来店に適用しました。洋菓子店は冬の時期が繁忙期であり、夏の来店は限定されます。つまり、業界の特性として来店頻度の差がでてしまう特性を元々持っています。そこで本研究ではその問題に対し来店頻度を補正してclumpinessを計算する方法を提案し、実店舗のデータを用い、やはり個人経営の洋菓子店においてもclumpinessを有する顧客が優良客として成長することを示しました。
受賞コメント
2年続けての受賞で大変うれしいです。