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電気電子工学科生3名が大学コンソーシアム八王子学生発表会で優秀賞と準優秀賞を受賞

2023/01/19

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2022年12月3日(土)から2日間にわたって開催された「第14回大学コンソーシアム八王子 学生発表会」にて、電気電子工学科4年の黒河内 琢巳さん、遠藤 駿太さんが口頭発表優秀賞を、同4年野田 悠翔さんが口頭発表準優秀賞を受賞しました。
※いずれも電気電子機能材料研究室所属(指導教員:鷹野一朗教授)

■ 口頭発表 優秀賞

研究題目:Arプラズマ処理された各種PTFE基板に対するCu薄膜の付着性評価(電気電子工学科4年 黒河内 琢巳さん)
次世代モバイル機器の使用周波数に対応できる電子回路基板の開発を目指し、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の表面改質を行いました。PTFEは電気的に最適な材料ですが、他物質との高い離形性が問題となっています。本研究では、異なるPTFE基板に対してプラズマ処理を行い、表面化学状態を活性化させたところ、特定の基板に対して付着性が改善されることを明らかにした点が評価されました。
受賞コメント
この度は優秀賞を頂き、大変光栄に思います。今回このような賞を頂けたのは、良き先輩や仲間に恵まれたこと、そして担当教員の先生のご指導のおかげです。
研究題目:Cu₂O/TiO₂薄膜太陽電池の光起電力の改善(電気電子工学科4年 遠藤 駿太さん)
 地球環境の維持のために再生可能エネルギーである太陽電池の利用拡大が盛んです。今日、市場に普及している太陽電池のほとんどはSiを主材料としていますが、一方でSiへの依存度が大きいため新たな太陽電池の開発が求められています。本研究では、Cu₂OとTiO₂のpn接合をベースとしたCu₂O/TiO₂薄膜太陽電池を作製しました。特にCu₂O層に着目して、Cu₂O層成膜時の入力電力を変化させ変換効率への影響を詳細に考察した点が評価されました。
受賞コメント
優秀賞を頂くことができ、大変光栄です。今回の受賞を糧に、これからも研究活動に励みたいです。

■口頭発表 準優秀賞

研究題目:酸化物薄膜を用いた半導体ガスセンサの作製(電気電子工学専攻4年 野田 悠翔さん)
近年、様々な分野で水素社会に向けた取り組みが進められており、インフラの整備とともに高感度の水素センサが求められています。本研究では、センサ材料としての応用は少ないものの、物性として多くの知見がある酸化チタン薄膜を半導体ガスセンサに応用することを検討しました。基礎実験として電気抵抗や表面粗さなどを調査し、水素に対し抵抗値が変化する条件を明らかにしています。
受賞コメント
このような賞をいただき誠に嬉しく思います。この経験を励みに、これからの活動をより良いものにできるよう引き続き精進してまいります。
第14回大学コンソーシアム八王子 学生発表会 概要