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建築デザイン学科 馬場琉斗さんが全国合同卒業設計展「卒、23」で津川恵理賞を受賞

2023/03/08

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2月25日、隅田川リバーサイドギャラリーにて行われた、全国合同卒業設計展「卒、23」にて、建築学部建築デザイン学科 4年馬場琉斗さん(冨永研究室)が審査員賞(津川恵理賞)を受賞しました。

研究題目: 東京浸透水域-根となる擁壁の更新と幹となる建築の更新-

馬場さんの作品は「建築・土木が目に見える上層部しか考えられていない」という現状への違和感に対し、目に見えなくなった大地・土中についての調査を行い、それを積極的に改善するための設計提案です。山手線の既存線路に新しい浸透水域という役割を見いだし、大地に蓋をしている擁壁・建築を更新することで、土木の寿命・大地への荒廃した関係・緑地の減少など土木の転換期である現在に、新しい風景を創り出すという提案です。

審査員からは、
「土の中に意識を向ける発想を土木的なもので行う際の要件の整理と、その着眼点がとても良かった」
「土木に触れるという昨今の話題に対して真正面から答えられている」
「土木と取り合う与条件をありとあらゆる文脈から拾い上げるエネルギー、頭脳の広さに対して評価したい」といった点が評価され、このたび審査員賞(津川恵理賞)を受賞しました。

受賞コメント
全国から選ばれた作品の中で、この賞を頂けたこをと嬉しく思います。
現状の建築、土木に対する文脈、与条件を拾い上げ、設計につなげるエネルギーを評価されたことはとても自信につながりました。これからも社会問題に対して様々な視点から解決方法を考え設計をしていきたいです。
この作品を通して少しでも「見えない大地に対してのあり方」を示せたことは、制作した意義があったと感じています。
ご指導頂いた冨永先生、卒制期間支えてくださった先輩、後輩に改めてお礼申し上げます。
全国合同卒業設計展ホームページ
冨永研究室ホームページ
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