8月25日に東京工業大学で開催された第13回電気学会東京支部学生発表会において、工学部電気電子工学科4年の伊藤龍斗さん(電気電子機能材料研究室・鷹野一朗教授)が優秀発表賞を受賞しました。

研究題目 : TiO₂/Cu積層型薄膜の光触媒特性評価

地球環境を維持するため、太陽光を利用した水素発生や人工光合成を目的とした光触媒の研究が盛んです。本研究室では酸化チタンを主体とした光触媒の高効率化について検討しており、先行研究ではCu層を酸化チタン層の下層に挿入することで光触媒効果の向上を確認しました。しかしながら、そのメカニズムについては解明できておらず、本研究では積層順序を変えることでプラズモン共鳴による可能性を示唆しました。
なお、当発表会は、大学院生も含めて125名の発表があり1グループ14名の中から2名が優秀発表賞を受賞しました。