手術をARとMRで支援する技術など、医薬工シンポジウムで発表(10/28)

2023/10/17

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

工学院大学は、2010年9月に東京医科大学と東京薬科大学と包括提携を締結し、共同研究や防災の取り組みなどを深めています。医学、薬学、工学それぞれの連携可能な分野において相乗効果を発揮することを目的に、3大学合同のシンポジウムを2012年から開催しており、今年は10月28日(土)に開催します。

10回目となる今回も、特別講演とポスターセッションの2部構成です。本学からは、特別講演は柳宇教授(建築学部)が、ポスターセッションは情報学部・先進工学部・工学部の学生(学部生、院生)による研究が並びます。

柳教授は室内環境がご専門です。コロナ禍では、政府「第7波に向けた研究提言」への協力や、東京都iCDCタスクフォースメンバーとして知見を共有し、メディアでは、換気に関して換気扇を併用するテクニックなど誰もができる対策を広めてきました。今回は「呼吸器系感染症の伝播経路-どこまでコンセンサスが得られたのか-」のタイトルで講演します。

ポスターセッションには39件が並ぶ予定で、うち18件は本学が関わる研究です。一例をあげると、情報学部と東京医科大学が進める研究「ARを使った患部形状提示用の補助アプリケーションの開発」は、ARとMRの技術で手術を支援する技術です。頭部手術を想定し、事前検査などでわかっている患部の位置や血管部位について、AR座標構築手法を用いて特定し、手術の効率と成功率を上げる研究を進めています。

がん細胞の凍結分析法や介護動作パターンの評価法、認知機能に関する研究など、社会課題解決に繋がる研究も並びます。どなたも参加可能ですので、興味のある方は是非ご参加ください(参加費無料、要事前予約)。

第10回 「医薬工3大学包括連携推進シンポジウム」開催のお知らせ(10/28)