伊藤博之教授(建築デザイン学科)は、グッドデザイン2023(主催：公益財団法人日本デザイン振興会)を2つの作品で受賞しました。

■既存ビルのランドスケープと集合住宅「Circle Garden Kamata」

敷地の複雑な形状に対応して、2つの敷地を一体の中庭で結び、通り抜ける道を設けた革新的な計画を試しています。中庭が街区の中心となり、光や風、視線が通るように設計され、周囲の建物との関連性を創り出しています。新しい集合住宅部分は、中庭との繋がりを強化しており、「裏」の空間が「表」に変わり、街区全体の環境が向上することが期待されることが評価されました。

■集合住宅「シモキタハウス」

都心部の密集した土地に建つこの共同住宅では、異なる階を組み合わせて1つの住戸を構成する新しい試みがされています。通常、賃貸価値が低い部屋も生まれがちですが、「個性」としてポジティブに捉えることで住民にユニークな快適さを提供した点が評価されました。

先生は、2022年もグッドデザイン賞を受賞し、その作品はベスト100にも選出されています。