日仏会館百周年記念日仏シンポジウムとして「日仏芸術交流の100年—建築、音楽、庭園、写真・映像」が12月2日-3日に開催され、藤森照信特任教授と中島智章教授がレクチャーし、中島教授は本学ゆかりの人物について紹介しました。
初日のプログラム 第1部「建築・都市分野からみた日仏交流を彩る偉人たち」では、中島智章教授が司会を担当。3人の演者による講演ではトップバッターを務め、「1870-80年代の日仏交流:古市公威(1854-1934)」のタイトルでレクチャーしました。
古市公威は、日仏会館第二代理事長であり、本学第二代管理長でもあった人物で、日本の土木工学の父とも言われています。1870年代前半、フランスに留学し、帰国後は日本の工学教育の充実にも尽力しました。本学新宿キャンパス(1階北側玄関)には、彼の生前に制作された唯一の胸像が展示されています。
続いて、藤森特任教授が「1920-30年代の日仏交流:前川國男(1905-86)と坂倉準三(1901-69)」のタイトルで講演しました。
藤森特任教授が館長を務める江戸東京博物館の江戸東京たてもの園には前川國男邸が移築されています。
日本独自の「木造モダニズム」の傑作であり、本学建築学部の製園の教材として学生にもおなじみの建築作品となっています。
■イベント概要
イベント名 | 日仏芸術交流の100年—建築、音楽、庭園、写真・映像(日仏会館創立百周年記念 日仏シンポジウム) |
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日時 | 2023年12月2日(土) 14:00 - 16:20 |
会場 | 日仏会館ホール・オンライン |
主催 | (公財)日仏会館 |
助成 | (公財)石橋財団 |
協力 | 日仏会館・フランス国立日本研究所 |