山口智広教授(応用物理学科)が先端錯体工学研究会(SPACC)奨励賞を受賞

2024/03/21

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

山口智広教授(応用物理学科)が、先端錯体工学研究会(SPACC)で「Mist CVD法による窒化物結晶成長」の研究業績に対してSPACC奨励賞を受賞し、2023年12月に開催されたThe 28th International SPACC Symposiumにて受賞講演を行いました。 Mist CVD法は、薄膜成長用原料を溶かした水溶液をミスト化し、そのミストを結晶成長に用いるため、酸化物半導体の結晶成長を得意としますが、山口教授の研究室ではCu3N窒化物半導体の結晶成長に成功しました。今回の受賞はその研究成果が高く評価されたものです。

受賞コメント
SPACC奨励賞受賞、大変嬉しく思います。本研究テーマに携わった学生をはじめとする研究室のみなさん、本研究に多くのご助言を下さった応用物理学科の佐藤先生、永井先生、本田先生、尾沼先生、また、関連分野の研究者の方々に感謝申し上げます。
先端錯体工学研究会や同研究分野の発展に貢献できるよう、今後も学生達と共にさらに精進し成長していきます。

先端錯体工学研究会

先端錯体工学研究会は、1992(平成4)年4月に日本化学会の研究会として発足した基礎錯体工学研究会を前身としており、2009(平成21)年4月から先端錯体工学研究会となり発足以来30年を超える歴史を刻んでいます。先端錯体工学研究会は、錯体工学がかかわる錯体化学の基礎研究はもとより、広汎な応用研究にいたる先端的な分野を網羅した研究会であり、化学だけでなく生物学、物理学、工学や薬学などを専門とする多様な分野の研究者や技術者が所属してます。

先端錯体工学研究会(SPACC) ホームページ
先端錯体工学研究会(SPACC) 受賞報告 ホームページ