1月23日から24日に福井市民福祉会館で開催された電気学会 リニアドライブ/交通・電気鉄道合同研究会において、電気・電子工学専攻修士課程2年の川崎晃暉さん、石﨑隆也さん(ともに自動運転制御研究室・向井正和教授)が奨励賞を受賞しました。
川崎晃暉さんの研究題目:
非突極リニア同期モータの往復駆動における位置センサレスベクトル制御の検討
川崎さんの研究は同期モータに関するもので、提案した手法を用いると、可動子速度に拘らず位置センサレスベクトル制御が可能になります。従来,始動・低速域では適用不可能な方式であったため、装置のコストの低下に加え,利便性が向上します。
石﨑隆也さんの研究題目:
吸引式1軸能動制御形磁気軸受の開発 -回転中心と軸中心のずれの改善-
石﨑さんの研究は磁気軸受に関するもので,磁気支持したモータの軸ずれにより発生する高調波を抑制するシステムについて実証試験を行いました。最終的には通常の軸受では不可能なモータの高速回転の実現を目指します。
奨励賞は25件(86名)の発表者の中から4件に与えられ,学会からは,新規性・創造性に富みリニアドライブ技術の発展に寄与する処が大きいと評価されました。