2月に徳島大学常三島キャンパスで開催された南海トラフ巨大地震への備えをテーマとしたシンポジウムにおける、久田嘉章教授(まちづくり学科)の講演内容が、徳島新聞(3月11日付)にて紹介されました。
久田教授は同シンポジウムにて、「複合災害と建物の耐震化について」と題した講演を行い、耐震性の高い建物の整備が直接的な被害を防ぐだけでなく、避難所生活の負担軽減や災害関連死の防止にもつながることを指摘。特に、耐震等級3の住宅は震度7でもほぼ被害がなく、在宅避難を可能にすることが重要だと述べました。 また、能登半島地震(2024年)や熊本地震(2016年)の事例を踏まえ、耐震化が進んでいない地域では火災や避難路の寸断といった複合災害のリスクが高まることを強調しました。
- ※徳島新聞2025年3月11日付朝刊掲載
- ※徳島新聞から記事二次利用の許可を受けています。
- ※画像をクリックすると記事が閲覧できます。