工学院大学VRプロジェクトは、5月24日(土)、25日(日)に京都府相楽郡のKICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)で開催される「けいはんな万博2025」に出展します。
けいはんな万博2025は「未来社会への貢献~次世代への解~」をテーマに、科学技術で未来社会の実現を目指すイベントです。ロボット開発、情報通信技術、環境エネルギー、最先端医療、バイオテクノロジーなど、多様な分野での社会貢献の可能性を探り、来場者が未来の技術を体験・実感できる企画が多数開催されます。
今回、工学院大学VRプロジェクトは、大阪万博出展の内定を受けて招致され、ロボット・アバター・ICTフェスに参加します。日本バーチャルリアリティ学会主催「IVRC2024」SEED STAGEで観客賞を受賞した作品「グラビティ・パラドックス」、けいはんな万博に向けて企画した「けいはんな防災VR動画」の展示に加え、「アバターチャレンジ2025」オープニングパレードにおける一部コンテンツの制作を担当します。
実施概要
期間 | 5月24日(土)、25日(日) |
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場所 | KICK(けいはんなオープンイノベーションセンター) |
参加料 | 無料 |
実施内容 | グラビティ・パラドックス VR空間において映像と自作装置を組み合わせ、前庭感覚に働きかけることで、落下感やスピード感などの錯覚を体験できるコンテンツ。日本バーチャルリアリティ学会主催「IVRC2024」SEED STAGEにて観客賞を受賞。 |
けいはんな防災VR動画 けいはんなプラザホテルを舞台とした、防災啓発を目的とするVRコンテンツ。建物を精密に3D再現し、気象庁の強震観測データに基づく震度7の地震シミュレーションを通して、避難時の状況を体感できる。 |
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アバターチャレンジ2025 オープニングパレード 各自治体キャラクターの3Dアバターが精華大通りを進行するオープニング企画。工学院大学VRプロジェクトは、同志社大学の同志社ローム記念館プロジェクトと共創し、木津川市の「いづみ姫」、交野市の「おりひめちゃん」、京田辺市の「一休さん」のアバター作成およびフィギュア化を担当。 |
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「グラビティ・パラドックス」体験中のようす
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「けいはんな防災VR動画」シミュレーション画面
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「アバターチャレンジ2025 オープニングパレード」に登場するキャラクターのフィギュア制作風景
工学院大学VRプロジェクト けいはんな万博アバター担当 森悠真さん(先進工学部機械理工学科 3年)
けいはんな万博2025に向けたアバター制作では、「キャラクターの魅力を立体でも正確に表現すること」に注力しました。 イラスト特有の非現実的な形状を崩さず再現しつつ、3Dプリントに適した構造を設計しています。 特に「いづみ姫」の制作では、首が動く構造に挑戦し、同志社大学の学生と連携して、モーターや制御基板を内部に収めるための内部構造を設計しました。 衣装も、実際の着物をもとに一から手縫いで仕立て直し、細部にまでこだわっています。 見た目と機能性を両立させたこのアバターを、ぜひオープニングパレードでご覧ください。
工学院大学VRプロジェクト 代表 竹島光一さん(情報学部 情報デザイン学科3年) コメント
この度、「けいはんな万博2025」に出展できることを大変光栄に思っております。地域の皆さまや他大学、企業の方々と交流できる機会を楽しみに、私たちの取り組みを知っていただけるよう準備を進めてきました。VRの面白さや可能性を感じていただけるコンテンツをご用意し、皆様のご来場をお待ちしております。