冨永祥子教授(建築デザイン学科)が、共著「日本建築の擬」を出版しました。
この本は冨永教授主宰の設計事務所が企画・編集した自費出版書籍で、「Holz Bau」(2020)、「ex-dreams」(2023)に続く3冊目となります。
この本の製作のきっかけは、「中世以降の日本建築の構造と空間が調和しているように見えながら、実はそのように『見せている』のではないか?」という類推から始まりました。
装飾なのに構造のように見える部材、その逆のパターンなど、日本建築の「擬(なぞら)える」手法を追求したこの本は、歴史の正しい答えを求める実証論ではなく、歴史をどのように引き継ぐのかという実践論を目指しています。
また紙面はフルカラーではなく白黒と鮮やかな蛍光グリーンのみを使い、クラシックでありながら未来的イメージを感じさせる構成です。
冨永教授は、前作2冊と同様に漫画とイラストを担当し、今回は毛筆風な筆遣いによる白黒画に挑戦しています。建築構造を表現する精緻なアクソメに対し、紙面上を流れるようなタッチで全体構成にメリハリをつけています。
詳細は 福島+冨永設計事務所主宰の出版社「GADEN Books」STORES にアクセスしてご確認ください。
GADEN Books
また下記の書店から購入することもできます。ぜひ実物を手に取ってご覧ください。
- 代官山 蔦屋書店(東京)
- 銀座 蔦屋書店(東京)
- 南洋堂書店(東京)
- GA gallery Bookshop(東京)
- Bookshop TOTO(東京)
- BOOK AND SONS(東京)
- Erde Books(東京)
- コ本や(東京)
- 金沢21世紀美術館ミュージアムショップ(石川)
- 汽水空港(鳥取)
- 京都岡崎 蔦屋書店(京都)
- ホホホ座浄土寺店(京都)
- 誠光社(京都)/けんちくセンターCoAK(京都)
- READAN DEAT(広島)