2025年6月4日から5日にかけて早稲田大学で開催された「日本膜学会第47年会」において、化学応用学専攻修士1年の有井稜さん(環境計算化学工学研究室・高羽洋充教授)が学生賞を受賞しました。
研究題目:PIP/TMCポリアミド膜における水の誘電率の推算
ナノろ過膜の選択透過性を予測するパラメータの一つが膜細孔内の水の誘電率となります。しかし、実験を用いて細孔内の水の誘電率の変化を捉えることは難しいという問題点があります。そこで本研究では、ナノろ過膜の細孔構造を再現し、分子動力学(MD)シミュレーションを用いて推算に成功しました。
受賞コメント
この度は学生賞を受賞できて大変光栄に思います。本研究を行うにあたり、高羽洋充教授、宮川雅矢助教、樋口隼人助手をはじめ研究室の全ての方々のおかげで受賞できました。この受賞を励みに、今後とも研究に取り組んでいこうと思います。