田村雅紀 教授 (建築学科)研究室の学生が、科学教育センターのアウトリーチ活動の一環として、東京都杉並区にある新渡戸文化アフタースクールで、コンクリートを用いた作品制作教室「コンクリくん」のワークショップを行いました。
新渡戸文化アフタースクールは、私立アフタースクールの草分け的存在として、放課後の学びの場や多様なプログラムを提供している施設です。
ワークショップでは、セメント・砂・水を混ぜてコンクリートをつくり、ビーズや珊瑚・貝殻などの〝輝きアイテム〟を加えて、10分で固まるオリジナルの写真立てを制作しました。参加した小学生たちは、初めて触れるコンクリートの製作体験を通じて、身近な素材であるコンクリートが何からできて、どうして早く固まるのかを知り、興味や関心を深めている様子でした。
本学の学生は、制作のサポートを行う中で、理工系分野の学びの楽しさや魅力を伝えるとともに、教えるという経験を通して自身の理解も一層深めることができました。
田村研究室では、2009年より「コンクリくん」の活動を継続しており、これまでに延べ2万人を超える小学生がこの制作体験に参加しています。
工学院大学は今後も、理工系教育支援を通じて、地域社会との連携を積極的に進めてまいります。