田村雅紀教授(建築学科)が参画する「C4S*研究開発プロジェクト」の研究成果が、2025年9月30日(火)~10月6日(月)に開催される大阪・関西万博のフューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」にて展示されます。
* C4S:Calcium Carbonate Circulation System for Construction (建設分野の炭酸カルシウム循環システム)
C4S研究開発プロジェクトでは、CO2と廃コンクリートのみを原料として、完全リサイクルとカーボンネガティブを実現する炭酸カルシウムコンクリート(CCC)の実用化を目指しています。昨年9月には、CCCを用いて建築物を建設できる見通しが立ち、東京大学で記者会見が行われました。
大阪・関西万博では、CCCを用いた実物大に近い構造物を展示します。来場者は実際に原料や成型物を手に取りながら、CCCの製造工程を理解する体験型コンテンツを楽しむことができます。
NEDOムーンショット型研究開発事業「C4S研究開発プロジェクト」
東京大学、北海道大学、東京理科大学、宇都宮大学、工学院大学、清水建設、太平洋セメント、増尾リサイクルの参画により、2021年より研究が進められてきました。田村教授は、本プロジェクトの中で資源循環シナリオの設計や、CO2排出削減効果などを分析する社会実装フェーズに携わっています。
■実施概要
期間 | 9月30日(火)~10月6日(月) |
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会場 | フューチャーライフヴィレッジ |
出展ブース | 地球を救う未来のコンクリート NEDOムーンショット(東京大学・ブース番号D6) |
展示内容 | - 実物⼤に近い迫⼒あるCCC 造の構造物模型 - CCC の原料や成型物 - CCC に固定されている⾒えないCO2 の可視化画像 - CCC の研究開発状況、CCC の製造⽅法などの動画 これらの展示のほか、来場者はミニチュアCCCの試作体験を行うことができます。 |