田村雅紀教授(建築学科)が参画する「C4S*研究開発プロジェクト」の研究チームは、CO2と廃コンクリートだけで完全リサイクルを可能とする炭酸カルシウムコンクリート(CCC)の実用化を目指し、2021年から共同研究を続けてきました。
このたび、炭酸カルシウムコンクリート(CCC)を使って建築物を建設できるめどがたったとして、9月30日に東京大学HASEKO-KUMA HALLで記者会見を行い、発表内容について、日刊工業新聞、日刊建設工業新聞など複数のメディアで紹介されました。来年開催される大阪・関西万博で模擬構造物の展示を予定しているほか、2029年には実際の建築物への適用を目指し、研究を続けています。
* C4S:Calcium Carbonate Circulation System for Construction (建設分野の炭酸カルシウム循環システム)

※建設通信新聞 2024年10月1日掲載
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記者会見で質問に答える田村教授
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炭酸カルシウムコンクリート見本