機械システム工学科
機械システム工学科の特徴
メカニクスを中心にバランスのとれたシステムを動かす
機械システム工学科では、機械要素と知能を組み合わせて機能化した機械システムの設計や製造、管理などの分野で活躍する技術者の育成を目的とし、機械工学の主要科目をベースに、システム工学、ロボティクス、制御工学などの横断的な科目を学びます。そのため、「基礎学力」だけでなく、「自ら学び、自分の能力向上を図る意欲」を有し、「コミュニケーション能力」などの素養を持ち、ものの仕組みや、動きに興味のある学生を求めます。
機械システム工学科の学びを通して
- さまざまな要素を考え機械を作り、動かすところまで総合的に学ぶ
- 機械を作り、つかさどる基礎として「4つの力学」+機構学をマスターする
- 「機械」「制御」「電気」「情報」を横断的に学び、ハードとソフトの両面を扱う
4年後、こんなあなたに成長できる
- 設計や管理を通して、機械システムにトータルに携わることができる
- 確かな基礎に対する企業の信頼は厚く、就職やその後の活躍でも強みになる
- 機械システムを効率良く最適化する力が、幅広い分野で生かせる
- 八王子キャンパス(1・2年次) 新宿キャンパス(3・4年次) ※4年次は所属する研究室によってキャンパスが異なります。
- 入学定員:105名
2024年度カリキュラム
1~2年次:機械工学の基礎と機械システムを設計する知識を修得
1年次は機械システムの土台となる4つの力学の基礎を理解。基礎的な演習で心構えと基礎理論を、実習でものづくりの楽しさや課題を知ります。2年次は設計、製図、システム工学を学び、機械システムの設計法を修得します。
3年次:豊富な実験・演習によって機械システムの実践能力を育成
機械システム技術者に不可欠な制御・電気・情報などを修得。実験を中心に、機械システム工学の総合的な理解力と応用力を実践的に養います。後期は研究室に仮配属し、専門性やプレゼンテーション能力、語学力を鍛えます。
4年次:最先端の研究に挑み 卒業論文を完成させる
4年間の集大成として、幅広い分野からテーマを選択して挑む卒業研究。これまでに学修した専門知識を土台に、自ら考え実証し、その結果を卒業論文にまとめます。他大学や企業との連携も盛んです。
機械システム工学科の研究室
4年間の集大成となる卒業研究では学科のいずれかの研究室に所属し、学生自身が選んだ研究テーマに取り組みます。誰も見たことのない未来へ続く知の冒険へ、あなたも一緒にチャレンジしましょう。
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自動制御研究室
指導教員:濱根 洋人 教授
制御なくして機械なし。社会を動かす制御工学 -
機械力学研究室
指導教員:大石 久己 教授
機械の不快な揺れや騒音を抑え、よりよい機械を開発する -
安心安全デザイン研究室
指導教員:小川 雅 准教授
非破壊評価と創造性教育により目指す安心・安全 -
流体機械研究室
指導教員:佐藤 光太郎 教授
ジェット推進器の流動・姿勢制御をめざして -
マイクロシステム研究室
指導教員:鈴木 健司 教授
生物に学ぶマイクロシステム -
知的生産加工システム研究室
指導教員:宋 小奇 准教授
次世代ものづくりに向けた革新的な生産加工技術の開発 -
ヘルステック研究室
指導教員:金田 祥平 准教授
微細加工技術と情報端末で拓く次世代の美容と健康 -
ロボティクス研究室
指導教員:髙信 英明 教授
人類の仲間として社会で活躍するロボット -
ヒューマンインタフェース研究室
指導教員:見崎 大悟 准教授
人間とロボットとのインタフェースを開発する -
システムインテグレーション研究室
指導教員:羽田 靖史 准教授
ロボットなどのシステムを正しく実用的に働かせる -
生体医工学研究室
指導教員:桐山 善守 教授
ヒトの知的運動原理に基づく医療・生活・スポーツ支援 -
モビリティシステム研究室
禹 ハンウル 准教授
人を理解し支援する自律システムの確立 -
連成力学研究室
廣明 慶一 准教授
様々な物理現象が連成した力学問題の解明に挑む