稲葉敦教授(環境化学科)が、マツダ株式会社の研究に協力

2019/06/06

稲葉敦教授(環境化学科)が、マツダ株式会社の研究に協力し、車の一生を通じて排出される二酸化炭素量を、エンジン車と電気自動車で比較しました。この結果は、SankeiBizに掲載されました(2019年5月20日付)。

米国をはじめ5地域を対象に、工場で生産・出荷後、ユーザーに購入され、20万キロ走行するまでに排出される二酸化炭素の量を調査しました。その結果、「化石燃料による発電が多い地域はエンジン車の環境負荷が相対的に小さく、再生可能エネルギーの発電利用が進む地域では電気自動車が環境にやさしい」ことがわかりました。

具体的には、オーストラリアでは石炭火力による発電に依存しており、発電時に発生する二酸化炭素排出量が多いことから、ガソリン車の排出量が電気自動車よりも常に上回っていました。
日本は、8割以上を火力発電に頼っており、限定的にエンジン車(ディーゼル、ガソリン)の排出量が少ない時期もありますが、電気自動車の二酸化炭素排出量の方が全体的に多い結果が出ました。

稲葉教授は、長年、製品のライフサイクル全体での環境負荷物質や資源消費を計算するライフサイクルアセスメント(LCA)の手法を用い、環境負荷が小さくなる方法を研究しています。今回の協力でもLCAが活用され、特に特に二酸化炭素排出抑制の面から研究を推進しました。今後も、環境負荷情報を活かす可能性を探ります。

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