K×Kプロジェクト活動第3弾、倉庫3棟目の骨組みが完成

2019/09/06

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「K×Kプロジェクト」は、八王子キャンパス内に点在する老朽化した倉庫を学生たちが設計し、10年かけて多摩産の木材を使用した木造建築に建て替えることを目標に活動しています。活動3年目のなる今年は、工学院大学附属中学校・高等学校に、体育授業用倉庫を建設します。

プロジェクトにご協力いただいている結設計室の関谷様の力をお借りして図面を作成し、8月初旬には学生たちの手で、倉庫の模型を完成させました。 今回の倉庫には、利用者が居心地よく利用できるようルーバーを取り入れた休憩スペースを設置する予定です。ほどよく日差しが当たる心地よい空間になるよう、デザインにこだわりました。

  • 倉庫の模型
  • 倉庫の模型
  • 倉庫の模型

9月2日には、倉庫の上棟を行い、地元の宮大工さんが、次々と倉庫の基礎を完成させていく姿を、学生たちが見学しました。今回完成した骨組みは、日本の伝統的な木構造が採用されており、釘や接着剤は使わずに木材を組んで作られています。同日に、倉庫に塗る土壁の土を練り返す作業も体験しました。

現場の第一線で活躍する職人の方々の話が聞き、実際に目で見て、肌で感じることで、学生たちにとっては、木造建築の建設過程を学ぶ大変貴重な機会になりました。

  • 職人さんの話を熱心に聞く学生

  • 土の練り返し作業

今後は土壁の下地となる竹小舞を編む作業や、土壁を塗る作業を体験し、秋ごろには倉庫が完成する予定です。

K×Kプロジェクト代表・大瀧里緒捺さんコメント デザイン案を出す際、メンバーからは現実的ではない意見も多々出ましたが、関谷様にご協力いただいて形にすることができ、それが今一つの建物として本当に作られていることにとても感動しております。今後も完成までにたくさん見学したり、作業をお手伝いさせていただいたりして、施工からたくさんのことを学んでいきたいなと思います。完成がとても楽しみです。
K×Kプロジェクト
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