趙越博士研究員(物質計測制御研究室)がPSA-19でPowell Prize 2019を受賞

2019/11/11

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2019年11月3日~8日に札幌で開催された国際会議8th International Symposium on Practical Surface Analysis (PSA-19)において、総合研究所博士研究員の趙越氏(応用物理学科物質計測制御研究室)が「Changes of Calcium Distribution in Glue Ball of Spider's Orb-web under Low-temperature Stress」と題する研究の発表で、Powell Prizeを受賞しました。

International Symposium on Practical Surface Analysis (PSA)は日本表面分析研究会(Surface Analysis Society of Japan)と韓国真空学会(The Korean Vacuum Society)が主催する国際シンポジウムです。 PSAは、標準化、実材料/デバイスの分析などにおける表面分析技術の実用化を議論する場となっています。Powell Prizeでは、学会のすべての参加者の投票より、最優秀の発表者に授与されます。  
受賞コメント
坂本哲夫教授(応用物理学科)が開発したTOF-SIMS装置を用いて、新素材として注目された蜘蛛の巣の粘性物質における成分と粘着メカニズムを直接的に観察することが成功しました。その結果をPSA-19で発表しました。この研究の成果はPSA-19参加者から高く評価され、賞に選ばれまして、大変嬉しく思います。この栄誉にあたり、共著者の坂本哲夫教授、森田真人特任助教(応用物理学科)に心より感謝申し上げます。今後とも、研究に対してより一層の精進を重ねて参りたいと思います。
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