建築デザイン学科生の卒業作品が埼玉建築設計監理協会賞を受賞

2022/05/14

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2022年4月17日に埼玉会館で開催された第22回埼玉建築設計監理協会卒業設計コンクールにおいて、建築デザイン学科4年(受賞当時)の冨田奈々さん(冨永研究室・冨永祥子教授)の作品「街の人がつくる予防医療の学校」が埼玉建築設計監理協会賞を受賞しました。

  • 受賞作品
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この設計コンクールは埼玉県内及び関東近辺の大学を対象に意欲的な卒業制作を募集し表彰するもので、今年度は41作品の作品が集まりました。
冨田さんは、希薄化している予防医療との関係を見つめ直し、訪れた人が予防医療が身近なものとして主体的に学べる「街の学校」を提案しました。健康に詳しい「街の先生」から教えてもらうことで、一次予防や三次予防へと繋ぎつつ、集まる人々が互いに気に掛ける関係を日常的に築くという内容で、生活の質の向上は大きな意味で病気の予防につながります。
一次~三次予防という医療の3段階を扱うプログラム構成、人人の距離を近づけるための建築的提案(開口や動線計画、スケールや高低差・シークエンスなど)が、一つ一つ丁寧に考えられていること、また「医療」を「学校」という身近で親しみやすいものに変換していることなどが高く評価され、埼玉建築設計監理協会賞を受賞しました。

受賞コメント
大学4年間の集大成として1年間向き合ってきた卒業制作が、このような形で賞を頂けたことをとても嬉しく思います。他大学の作品や先生方が集まる中でのプレゼンテーションはとても刺激的で、自信にもなりました。私の卒業制作はこれからの予防医療の在り方の提案でしたが、審査員の先生方から「医療と建築」に対する貴重な御意見を受け、より学びを深めることが出来ました。このコンクールでは埼玉県を提案敷地とした作品をはじめ、「敷地と建築との結びつき」に重点を置いた作品が多く、改めてその重要性と多様さを考えさせられる機会となりました。今回の経験を糧に今後も頑張っていきたいと思います。親身に御指導して下さった冨永先生をはじめとする先生方、先輩方、後輩達、そして支えてくれた家族、友達に心から感謝申し上げます。
一般社団法人 埼玉建築設計監理協会
冨永研究室HP