• Home
  • 2022年度のお知らせ
  • 大学院 松田直大さんと附属高校 落合涼太さんが、八王子市民フォーラムに登壇(12/10)

大学院 松田直大さんと附属高校 落合涼太さんが、八王子市民フォーラムに登壇(12/10)

2022/12/15

  シェアするTwitterでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

松田直大さん(大学院 機械工学専攻修士2年)と、落合涼太さん(附属高校3年)は、12月10日に、八王子市生涯学習センターで開催された「八王子市民フォーラム・未来を語る ゼロカーボンシティの実現に向けて」でのパネルディスカッションに登壇し、脱炭素社会の実現に向けた意識の醸成に協力しました。

  • ソーラーチームの活動をスライドで紹介する松田さん(右)
  • 来場者に人材育成の大切さを強調する松田さん(左)
  • 未来の社会について意見を述べる落合さん(右スクリーンは、舞台上の要約筆記画面)
八王子市は、今年2月に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、2050年までに市内の二酸化炭素排出実質ゼロの実現を目指しています。脱炭素社会の実現には、行政だけではなく市民や事業者が取り組む必要があるため、脱炭素化に向けた最新動向について理解を深め、脱炭素社会の実現に向けた意識の醸成を図ることを目的として同日のフォーラムが開催されました。
 
フォーラム第2部のパネルディスカッション「私たちが今できること~脱炭素社会に向けて~」に、工学院大学ソーラーチームでリーダーを務める松田直大さんと、附属高校自動車部で昨年部長を務めた落合涼太さんが参加しました。二人は共にソーラーカーの設計や大会参加を経験しており、太陽光発電や発電パネルは身近な存在です。LNGや石炭を燃やす火力発電に比べると、炭素を排出しない太陽光発電。その力と可能性を実感する若手として、意見や体験を発表しました。
 
松田さんは、ソーラーチームが附属中学校・高等学校自動車部と共に活動する、科学教室に出展するなどを通して、若い世代に脱炭素社会に向けた考え方を深めていることを紹介。「技術者の卵として、ひとや町に配慮しながら自動車のつくりを考えるような社会づくりに貢献したい」「学園都市八王子で学生天国などに参加することで、環境への意識が高い他大学の学生と交流できることは魅力」と語りました。落合さんは、「“車とはガソリンで走るもの”との考え方が、ソーラーカーに出会ったことで“ガソリン以外で走る車があっても良いのでは?”と思うようになった」と、パラダイムシフトのきっかけを語りました。
 
このフォーラムには、石森孝志 八王子市長をはじめ、同市の環境審議会委員を務める大学教員、テレビ番組製作などを通して環境問題に警鐘を鳴らしているジャーナリスト、同市の児童館や地域で日ごろから環境対策を広げている市の地球温暖化防止活動推進員、東京電力パワーグリッド株式会社 多摩総支社長も登壇しました。年齢の点から、松田さんと落合さんは、さらに温暖化した地球に住む”当事者”になるため、登壇者の中でもひときわ大きな存在でした。