本学学生が仙台で若い世代による防災啓発活動を紹介

2023/03/30

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3月4日(土)、本学学生3名(まちづくり学科3年生、村上研究室)は、仙台防災未来フォーラム2023でブース出展しました。

  • 来場した子どもに防災紙芝居を使い説明する学生
  • 学生交流会にてスーツ姿でグループのまとめた意見を発表する本学学生

この活動は、防災・減災・ボランティアを中心に社会貢献を目指すTKK(T:東北福祉大学 K:工学院大学 K:神戸学院大学)3大学連携活動の一つです。2009年にスタートし、2011年3月以降は東日本大震災に関する震災記憶の風化を防ぎ、次に繋ぐことを目的にしています。2022年度は、8月に「未来へ思いを紡ぐ大学生プロジェクト-被災地の過去・現在の学びを深め 新たな10年に向けての“提言”に取り組もう」のタイトルでオンラインミーテイングを開催したことをきっかけに、その後、10月には「ぼうさいこくたい」、3月には「広域大学間連携ボウサイワークショップinそなエリア東京」にブース出展し、各地でパネルやワークショップを通じてメンバーは防災への理解と思いを深めました。離れた都市にある大学が結成したグループなので、会場に近い大学が準備を主導し、イベント当日は都合のつく学生が遠方からも駆けつけてブース運営に参加し、終了後は他メンバーに様子を共有するスタイルで、1年間防災啓発活動を続けてきました。

仙台防災未来フォーラムは、3大学だけでなく普段の授業やイベントの開催時にご縁のある東北学院大学(仙台市)・桃山学院教育大学(堺市)を加えた5大学連携企画として出展し、工学院大学と東北福祉大学(仙台市)の学生が運営しました。 学生達は、はじめは戸惑いながらのブース運営だったものの、積極的に来場者に声をかけて取り組みを紹介し、来場者の話に耳を傾けていました。来場した震災経験者や出展者から直接津波・地震被害について伺うことができ、考える場面や聞いた話をメンバーで互いに共有するなど、現地だからこそできる学びを得ようとする姿がありました。

防災イベント後は、東北福祉大学で行われた学生交流会に参加しました。尚絅学院大学(名取市)の学生も交えて、「大学生はチームとしてどの様な内容ができるだろう?」をテーマにグループワークを進めました。「自分たちが行動する強みとは?」「学生がまとまることで得られる効果・影響は?」など活発に議論することで、防災から離れた視点に立ってこれまでの実績を振り返り、活動継続を後押しする機会となりました。

TKK3大学連携プロジェクト