ファンモアタイム新宿が10月14日(土)15日(日)に開催され、本学の学生・教職員がブース出展やステージ発表として運営に参加しました。二日目は朝からあいにくの雨で客足が遠のいたものの、二日間で本学の専門性や社会とのつながりをアピールしました。
アカペラサークルΣ
都民広場で12曲を披露しました。ステージ前は、人工芝が敷き詰められ、様々な椅子が並ぶ開放的な空間で、親子連れが曲に合わせて体を動かし、外国人旅行者が踊るシーンが見られました。とても広く、響く会場に初回は慎重に歌いだしていましたが、回を重ねるにつれて緊張がほぐれ、全4ステージを歌い切りました。歌声が流れると広場に人が集まり始め、声の力でイベントに協力していることを実感しました。
SCP
光るふわふわスライムを作るブースを出展しました。普段からイベント出展を重ねているメンバーは、搬入・設営準備をスムーズに進め、一度に3組が体験できる会場を作り上げました。ブースを見かけた子供のほとんどが「やりたい」と歩みを止める人気ぶりで、順番待ちの列ができる時間もありました。「うわぁ、ふわふわ!」「光る様子を家で見よう!」など親子で楽しく会話しながら帰る様子に、メンバー学生は充実感を得ていました。
ソーラーチーム
4号機「Wing」を展示し、来場者は未来を感じる独創的な車両とピット試乗を楽しみました。外国人観光客の目に留まり、英語でレースと車両の説明をする様子も。現在、チームメンバーが世界大会参戦を目的に、最新車両と共に渡豪していることに触れると、見学者から「えーすごい!」「がんばってほしい」など応援する声をいただき、日本からの情報提供などでレースをサポートする学生にとって、力戦奮闘を改めて誓う機会となりました。
フォーミュラ
9月の大会で、全国4位と健闘したフォーミュラチームは、その大会に参戦した実機を展示しました。ソーラーカーと並んで展示された青い車体に、「どう違うの?」と自然と会話が生まれていました。超高層ビルを背景に、レーシングカーとソーラーカーが並ぶのは珍しく、写真に収める方が多く見られました。学生達は、昨年からチーム力向上を意識することで大会成績を伸ばしてきました。搬出入や見学者の説明でもメンバーの結束を感じる動きが見られ、今後の成長が期待されます。
スキマ研究会×村上研究室(建築学部)
西新宿の高層ビル群には公開空地が多くあります。その利活用を、企業と大学の有志が提案しているのが同究会です。見学者には、公開空地で試してみたいことや気になる場所にシールを貼ってもらいました。選択肢として、読書する、まったりする、ごろごろする、など10項目を用意したことで、ビジネス以外の使い方もできそうな地区と気付いてもらえたようです。パネルで各公開空地を紹介し、日ごろ見慣れた西新宿のまちを見直す機会となりました。
新宿駅周辺防災対策協議会×村上研究室(建築学部)
新宿駅周辺地域には、災害時の混乱防止を目的とした「新宿駅周辺防災対策協議会」が設置されています。本学は同会設立時からのメンバーで、地域の専門家として同会 の活動を牽引しています。このブースでは、協議会の活動と、新宿駅周辺の帰宅困難者一時滞在施設に設置する「一時滞在施設開設キット」、さらに新宿区の避難所に設 置されている「避難所開設キット」の実物を展示しました(開発者:本学建築学部 村上正浩教授)。「本当に発災した時、何をしていいか迷いそうだが、これがあれば 何とかできそう」「避難所運営に必要な物がまとまっていて便利そう」といった声が寄せられました。
パネルディスカッション(情報学部 三木研究室)
本学が創立の地・築地から西新宿に移り、今年で100年を迎えます。日ごろから、新宿中央公園に隣接する十二社(じゅうにそう)商店会を始めとする地域団体と交流を深めるている情報学部の三木研究室(指導教員:三木良雄教授)は、新宿キャンパスからオンラインパネルディスカッション「再開発対象周辺地域との共創」を開催しました。 ビル街の通勤者と周辺地域の居住者の代表の方に参加いただき、競争と協創により新しい文化やビジネスを生み出し続ける西新宿の魅力を、次の時代へ引き継ぐまたとない機会となりました。当日のディスカッションの様子は、下記YouTube配信よりご覧になれます。