2025年3月13日から15日にかけて立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催された「情報処理学会第87回全国大会」において、システム数理学科4年(受賞当時)の沼垣楓さん(応用経済分析研究室・矢﨑敬人准教授)が学生奨励賞を受賞しました。
研究題目:Jリーグにおける昇格と降格が与える影響—回帰不連続デザイン
沼垣さんの研究は、Jリーグにおける昇格や降格の長期的な影響を、回帰不連続デザインの手法を用いて分析するもので、勝率や(J1リーグから通算した)総順位といったパフォーマンスに対する影響は長期にわたり持続し、各試合の観客数に対する影響は短期に止まることを明らかにしました。
受賞コメント
情報処理学会第87回全国大会にて、学生奨励賞を受賞したことは大変光栄に思います。苦労した点としては、今まで知識のなかった回帰不連続デザインという分析手法を一から学ぶこと、そしてそのプログラムを考えることでした。また卒業論文発表会や他の学会にて多くの聴講者の前で発表する経験を積むことができたことや、ご指摘いただいたことを修正しより良い発表にすることができたことが受賞に繋がったと思います。指導教員の矢﨑敬人准教授をはじめ、研究室のメンバー、研究を支援してくださった方々に深く感謝を申し上げます。
学生奨励賞は、学生セッションでの発表の中から座長により選定された優秀な発表に対して贈られる賞です。