建築学部でとれる資格

資格を取得した先輩の声

私は実務の理解を深めるために、1級建築士を取得しました。仕事の中で覚えていかなければいけないことが多々ありますが、 私は入社してからすぐに1級建築士の勉強をしていたので、実務の理解がスムーズにできたように思います。 実務が始まるとまとまった勉強時間を確保することが難しくなります。学生の時に取得するのも良いかとは思いますが、 個人的には学生の時には学生の時にしかできない研究に専念し、入社後に実務を覚えながら勉強に取り組むことがおすすめです。 取得すれば、一生使える社会的信頼性が高い資格だと思うので、若いうちにぜひ積極的にチャレンジしてみて下さい!
(建築デザイン学科2017年度卒 関野 雄介さん)

資格一覧

資格取得方法 対応資格
所定の科目を取得した卒業生は、資格が取れる 高等学校教諭一種(工業)【建築学部全学科】
中学校教諭一種(数学)/高等学校教諭一種(数学)【建築学科のみ】
学芸員
所定の科目を取得した在学生は、修了証(認定書)が発行される 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)[文科省認定]
情報セキュリティ内部監査人能力認定
卒業生全員、受験資格が得られる(実務経験不要) 空気調和 衛生工学会設備士
卒業生全員、受験資格が得られる(実務経験必要) 一級建築士
二級建築士
木造建築士
建築施工管理技士(1級・2級)
建設機械施工管理技士(1級・2級)
電気工事施工管理技士(1級・2級)
電気通信工事施工管理技士(1級・2級)
管工事施工管理(1級・2級)
土木施工管理技士(1級・2級)
建築設備士
所定の科目を取得した在学生は、受験資格が得られる 社会貢献活動支援士 
所定の科目を取得した卒業生は、試験に合格すると資格が得られる(実務経験不要) インテリアプランナー

[国家資格]中学校教諭一種(数学)・高等学校教諭一種(数学/工業)

※数学の教員免許は建築学科のみ取得可能です

学校の教員になる為には法で定められた各担当の免許状を取得していることが必要とされています。 教職は、若い世代を育てる創造的な仕事です。学び喜びも悲しみも共にして生活し、教員自身も様々に成長していくことのできる仕事です。本学でも教職を目指して毎年1割程度の学生が教職課程を履修しています。

詳細:教職課程

[国家資格]学芸員

博物館資料(実物・標本・模型・文献・写真等)の収集、保管、展示や必要に応じた説明書、目録、研究報告書等などの作成に従事します。これらの施設には専門職員として学芸員を置かなければならないことが法によって規定されています。(博物館法第4条第3項) 
詳細:学芸員課程

[国家資格]一級建築士

建物の用途や延べ面積、階数などに関わらず、全ての建築物の設計・監理を行えます。 国土交通大臣の指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業した者は(実務経験なしで)試験を受験できます。
資格を修得するには所定の実務経験2年以上(年数は取得科目によって異なる)が必須ですが、実務経験がなしで試験を受験することは 可能です。合格者の半数が20代での取得者です。給与も将来性も安定しており、手に職をつけて独立することも夢ではない国家資格です。就職・転職に有利。ほとんどの企業で資格手当がもらえ給与UP、役職UPできます。選べる求人の幅が広がります。
建築学部は、卒業要件を満たせば受験資格が得られるようなカリキュラム構成になっています。毎年70人ほどの合格者を出しており、合格者の人数は全国で(学校別)7~8位を推移しています。

問い合わせ先:(公財)建築技術教育普及センター

[国家資格]二級建築士・木造建築士

二級建築士:300㎡を超え500㎡以下の建築物の設計・監理を行えます。
木造建築士:木造建築物の設計・監理を行えます。3階以上の建物の設計・監理はできません。

国土交通大臣の指定する建築に関する科目(指定科目)を修めて卒業した者は(実務経験なしで)試験を受験できます。なお、免許登録には0~2年以上の実務経験が必要。 建築学部は、卒業要件を満たせば、受験資格が得られるようなカリキュラム構成になっています。
建築資材の商社・不動産販売・リフォーム会社では、資格を保有している社員が少ない為、二級建築士が優遇されます。企業によって異なりますが、昇給や昇格につながるケースは多いです。就職・転職に有利です。
問い合わせ先:(公財)建築技術教育普及センター

[国家資格]建築設備士

建築設備全般(空調・換気、給排水衛生、電気等)に関する知識および技能を有し、建築士に対して、建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスができる仕事です。国土交通大臣によって認められる国家資格です。卒業後2年以上の実務経験を有する者は、受験資格が得られます。
建築設備士は、建物の安全を確保する上で今後もニーズが高まることが予想されます。2025年からの住宅省エネ基準適合義務化も含め必要性が高まり今後も安定した活躍が期待される資格です。合格者は、5~6人に1人の割合と難易度が高い資格です

問い合わせ先:(公財)建築技術教育普及センター

[国家資格]施工管理技士

施工管理技士は、7つの種類があり、建築学科では下記の資格について学校認定を受けており卒業後、所定の実務経験で受験資格が得られます。

建設機械施工管理技士(1級・2級):建築現場で建設機械を使って工事する為に必要な技術資格。
問い合わせ先:(一社)日本建設機械施工協会

建築施工管理技士(1級・2級):建築工事の施工計画や現場での施工管理等、職場を指導したり、監督するための技術資格。
電気工事施工管理技士(1級・2級):電気工事に関する施工計画や現場の総括、スケジュール調整などを行う為の技術資格。

上記資格の問い合わせ先:(一財)建設業振興基金

電気通信工事施工管理技士(1級・2級):2019年度に新しくできた資格で、通信技術の工事を施工管理する為の技術資格です。電話やインターネットを使えるようにしたり、無線LANを巡らせたり、さまざまな通信工事を担当します。インターネットが発達する現代においてもっとも需要の髙い施工管理技士と言えるでしょう。
管工事施工管理技士(1級・2級):建物の中のインフラ整備に使用される管工事の「工程管理」「品質管理」「安全管理」「コスト管理」をおこなう為の技術  資格。
土木施工管理技士(1級・2級):土木工事に関する施工管理やインフラ整備を行う為の技術資格。

上記資格の問い合わせ先:(一財)全国建設研修センター


第一次検定試験のみ合格した人でも「技士補」という資格を取得できるようになりました。1級の一次検定試験のみ合格した技士補は、1級の技士補として監理技術者(一級管理技術者)の補佐業務を行えるようになります。施工管理技士の資格を持っていれば会社の信用度も上がり、仕事の幅も広がり、年収アップの可能性がある資格です。

[民間資格]インテリアプランナー

オフィス、商業施設、住宅などの幅広い建築物を対象に、インテリアの企画・設計から工事監理までを行います。インテリアプランナー試験は、学科試験と設計製図試験から構成。学科試験を合格したものが、設計製図試験を受けることが出来ます。学校認定学科につき、インテリアプランナー登録に必要なインテリアに関する実務経験が不要となります。建築士(一級・二級・木造建築士)は、学科試験が免除されます。

問い合わせ先:(公財)建築技術教育普及センター

[民間資格]空気調和・衛生工学会設備士

(公社)空気調和・衛生工学会が主催する建築設備における空気調和、給排水、衛生設備の設計、工事監理、環境衛生管理および調査を行う専門技術者を認定する資格。実務経験なし、卒業証明書の提出で受験ができます。合格率30%前後。会社によっては、資格手当がつくので年収アップにも有効です。

問い合わせ先:(公社)空気調和・衛生工学会

[民間資格] 社会貢献活動支援士

社会貢献・防災・減災・ボランティア・福祉・環境等の専門知識を身につけ、災害やボランティアの現場でリーダーシップを取り活動することが出来る人材であることを認定する制度。工学院大学は資格取得カリキュラムが設定されているため、専門カリキュラムの必要単位を修了した方は、認定試験の受験資格が与えられます。認定資格合格後「社会貢献活動支援士資格証」を大学が発行します。資格有効期間は3年(ポイント更新制)により更新ができます。
詳細:社会貢献活動支援士

[民間資格]情報セキュリティ内部監査人能力認定

情報セキュリティ内部監査人を企業・組織の情報セキュリティ監査に用いることで、質の高い内部監査を情報セキュリティに対して行うことをアピールでき、企業に貢献できる資格となります。
情報セキュリティ内部監査の質を高めるために、監査準備からフォローアップまでの一連の業務を理解し監査業務の実務に携わことができる者の能力  を認定します。唯一のセキュリティ監査の資格であり、セキュリティ内部監査を強化したい企業にとっては 人気の資格となっています。  後期「企業経営と情報セキュリティ」の講義受講、単位取得で受験資格が得られ、学内での認定試験に合格することで資格認定されます。
 詳細:寄附講義「企業経営と情報セキュリティ

[文科省認定]数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシー/応用基礎レベル)

デジタル時代の「読み・書き・そろばん」である「数理・データサイエンス・AI」の基礎などの必要な力を全ての国民が育み、あらゆる分野で人材が活躍する環境を構築する必要があります。その中で、大学の正規課程の学生として、「数理・データサイエンス・AI」への関心を高め、かつ、適切に理解し、それを活用する基礎的な能力を育成することを目的とし、知識及び技術について体系的な教育を行うプログラムが「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」です。文部科学大臣が認定及び選定し、「数理・データサイエンス・AI」に関する基礎的な能力の向上を図る機会の拡大に資することを目的としています。
リテラシーレベルでは、学⽣の「数理・データサイエンス・AI」への関⼼を⾼め、適切に理解し活⽤する基礎的な能⼒を育成しています。応用基礎レベルでは、「数理・データサイエンス・AI」を活⽤して課題を解決するための実践的な能⼒を育成しています。指定科目を修得することでプログラムを修了することが出来ます。
(指定科目は、キューポート掲示「本学で取得できる、受験資格の優遇を受けている免許・資格の取得科目について」で確認できます。)
詳細:数理・データサイエンス・AI 教育プログラム

※国家資格:法律に基づき、国あるいは国から委託を受けた機関が実施する、資格
※民間資格:協会、団体、企業などが実施・主催する、資格