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野部達夫教授(建築学科)考案のイスが、第18回環境・設備デザイン賞において最優秀賞を受賞

2020/06/01

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野部達夫教授(建築学科)は、イス型空調「クリマチェア」を開発し、5月27日、「第18回環境・設備デザイン賞」設備器具・システムデザイン部門において、最優秀賞を受賞しました。
  • イラスト提供:ダイダン株式会社
イス型空調「クリマチェア」 [3.57MB]
「クリマチェア」は、オフィスチェアの座面や座面横から、送風と加熱を可能にしたイス型の空調です。室内空調は、部屋全体を暖めたり冷やしたりし、室内で働くオフィスワーカー個々人に適した環境は作りづらい課題がありました。クリマチェアは、この点を解消することを目的に開発され、野部教授が学術的成果を、ダイダン株式会社と株式会社オカムラは製造販売を担当しました。オフィスでのよりよい執務環境を提供できることと、新型コロナウイルスの影響で自然換気が求められるなか、各執務者の暑さ、寒さ対策に有効なことが評価され、今回の受賞となりました。

野部教授は、同製品の原型となる「空調イス」の研究・開発を、本学で20年近く進めてきました。本学八王子キャンパスの総合教育棟には、クリマチェアの前身とも言える空調イスが設置されています(コトブキシーティングとの協業)。野部研究室の学生も、試験室やダイダンの研究所で試作品を開発したり、同社九州・四国支店の性能検証などを修士論文・卒業論文にまとめたり、と深く関わりました。それらの結果から、最終的には実用性を考慮して製品化されています。
第18回環境・設備デザイン賞|一般社団法人 建築設備綜合協会
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