生命化学科

生命化学科の特徴
化学者として生命を学び、生命に学ぶ
生命化学科では、学生と教員が共に、化学の知識・技術を用いて生命に関わるさまざまな課題に取り組みます。そして、生命化学科で行われている教育と研究を通して社会に貢献できる研究者・技術者を育成します。生命現象と化学の関わりに興味をもち、基礎知識・問題解決力の修得に努め、自ら学問に向き合える学生を求めます。
生命化学科の学びを通して
- 自然科学の基礎を学び、化学の言語である分子構造式と化学反応式を身につける
- 有機化学をベースに生命科学を探究し、両方の領域を修得する
- 新しい物質を合成する、ミクロの世界のものづくりを学ぶ
4年後、こんなあなたに成長できる
- 複雑な生命現象を分子レベルで解明し、表現できるようになる
- 基礎研究から製品開発(創薬など)まで社会的ニーズの高い研究者・技術者になる
- 生命の営みをヒントに医薬品や医療技術の開発、生物資源の有効利用ができる
- 八王子キャンパス(1・2・4年次) 新宿キャンパス(3年次)
- 入学定員:70名
2024年度カリキュラム
1~2(前期)年次:生命を形づくる分子や化学反応について基礎から学ぶ
命の営みを続けるために、生物はさまざまな化学反応を駆使し、DNAやタンパク質などの生体高分子、そして多様な有機化合物を合成します。本学科では、こうした生命現象を深く理解するために大切な化学の基礎をしっかり修得します。

2(後期)~3年次:専門性を深めて医療や生物資源への化学的なアプローチを学ぶ
3年次にはより高度な生命科学と有機化学を学び、化学者としての土台を築き上げます。複雑な生命現象を化学という言語で理解し表現する力や、有用な化学物質を創出し、医薬品や医療技術の開発、生物資源の有効利用に応用するための知識を修得していきます。

4年次:備えた学問を結集して新しい成果を生み出すための卒業研究に取り組む
これまでに身につけた知識と技術を実践して、自分の研究テーマを探究する卒業研究。テーマの大小にかかわらず、オンリーワンの成果を上げることをめざします。また得られた結果は、卒業論文にまとめるだけでなく、学術雑誌などで発表することも視野に入れます。
生命化学科の研究室
4年間の集大成となる卒業研究では学科のいずれかの研究室に所属し、学生自身が選んだ研究テーマに取り組みます。誰も見たことのない未来へ続く知の冒険へ、あなたも一緒にチャレンジしましょう。
-
化学微生物学研究室
指導教員:油井 信弘 准教授
人に役立つケミカル-バイオリファイナリーの創出 -
酵素機能化学研究室
指導教員:坂口 政吉 准教授
ユニークな酵素がもつ特徴を解明する -
細胞生化学研究室
指導教員:辛 英哲 准教授
「化学」をもって細胞を制す -
生体機能化学研究室
指導教員:今村 保忠 教授 / 冨樫 兼史 特任助教
コラーゲンが多彩な夢の入り口 -
生物医化学研究室
指導教員:小山 文隆 教授
疾患の原因を化学と遺伝子工学で解明する -
生物資源化学研究室
指導教員:藤井 克彦 教授
生物資源は社会の利益を生む「お宝」だ -
生命有機化学研究室
指導教員: 坂田優希 助教
クリック反応ツールの開発 -
天然物医薬化学研究室
指導教員: 大野 修 准教授
自然に学び、世界初の生物活性物質の発見をめざす -
有機合成化学研究室
指導教員:南雲紳史 教授
優れた新規反応を開発し、微量しか採れない天然有機化合物の合成に応用する -
有機反応化学研究室
指導教員:安井 英子 准教授
優れた反応を見出し、ハイブリッド医薬品を合成する