椅子が生み出す、 居心地のいい図書館

椅子が生み出す、 居心地のいい図書館

八王子キャンパス2号館
2017 / 06 / 08
八王子キャンパスの新2号館、みなさんはもう行かれましたか?
 
その洗練された、お洒落な雰囲気にびっくりするはずです。これまでの「校舎」とは違うシックな見た目、デザインされたエスカレーター。外観はもちろん、内装にもたくさんのこだわりや、学生の視点に立った斬新なアイデアが詰め込まれた建物になっています。

様々なシーンに応じた学習ができる図書館

中でも、今回注目するのは4FのLearning Floor。
こちらには書架や学習スペースがあり、大学生だけでなく附属中高の生徒も利用することができる図書館になっています。

このフロアにある学習スペースは、従来のものとは違います。ソファーの並んだ温かみのある共学スペース。本に囲まれ集中力が高まりそうな自学スペース。ガラスで仕切られ、壁全面がホワイトボードになっている会議スペース。このフロアに、様々な種類の学習スペースが存在しています。

本に囲まれた学習スペース。落ち着いた雰囲気で勉強(研究)が捗りそうです。

驚くのは豊富な家具の種類!

さて、改めてフロアを見渡してみると、あることに気が付きます。
…いろんな椅子が、たくさん!
 
色とりどり、形も様々。つまり、座り方や使い方も様々。その数は図書館だけで20種類ほど。
フロアの中央にある共学スペース。ここには特にたくさんの種類の椅子が配置されています。
ふわふわだったり、
ぴかぴかだったり、
UFOみたいだったり。
まあるいオブジェ…? 実は、これも椅子。内側に寝そべってリラックスできます。
みんなでテーブルを囲みながらくつろいだり、1人で机に向かって勉強したり。
シーンにあった椅子たちが、居心地のいい図書館を作り出しています。これほど多くの椅子が配置されているのには、なにか理由がありそうです! 
各フロアにある机、本棚、照明。どれもこだわりが感じられます。
 今回ご紹介した図書館は、2号館のインテリアを担当された本学建築学部の塩見一郎教授と2016年3月に退職された飯島直樹氏が、設計で思いをめぐらせたスペースだと聞いています。
次回以降は、それぞれの椅子と、そこに込められた想いを紹介していきます。