100人の祝辞
2021 / 03 / 19
3月19日に学位授与式を迎えるみなさん、ご卒業おめでとうございます。
教職員・在学生一同、みなさんの門出を心より祝福します。

入学式の日、まっさらなスーツを着て八王子駅前でバスの列に並んだのが、昨日のことのように思い出されるでしょうか。
今、新しい世界へ羽ばたいていくみなさんは、あの日と同じように期待と不安で胸がいっぱいかもしれません。

そんなみなさんに、総勢100名以上の大学関係者から心を込めてメッセージを贈ります。ぜひご覧下さい。
元気を出したいとき、つらいとき、不安に押しつぶされそうなとき、この動画を見て、母校で歩んできた日々を思い出してください。
そして、たまには母校に顔を見せてくださいね。

工学院大学は、卒業後もみなさんを応援しています。

登場してくれた学科の先生たち

先進工学部

大野 修 准教授(生命化学科)

コロナ以前に、八王子祭で息子2人と撮った写真です。

卒業生にこれだけは伝えたい!: 夢を持って仕事しましょう!
新社会人におすすめの本:アントニオ猪木自伝 (新潮文庫)
先生が初任給をもらった当時の使い道:東レに就職したのでトレビーノを親に贈った

大倉 利典 教授(応用化学科)

講演のあとの至福のひととき!

研究を続ける卒業生へ一言: 研究を楽しむこと
卒業生にこれだけは伝えたい!: 最初から諦めないこと
おすすめのストレス解消法: 至福のひとときを有意義に過ごすこと

関 志朗 准教授(環境化学科)

今年はコロナ禍のため、とても写真が少ないことに改めて気付きました。研究室のメンバー全員で撮影を行いましたが、色々な写真を見て「変顔」の交じった写真で(ここには掲載できない)、ようやくこれがいい写真として見つかりました(笑)。記念写真を普通に撮れることも幸せの一つですね。

研究を続ける卒業生へ一言: 自分に厳しく、利他の心で!。一流を目指しましょう。
卒業生にこれだけは伝えたい!: 大学も故郷の一つです。辛くなったら、いつでも戻ってきて、お顔を見せてくださいね。
新社会人におすすめの本: 歴史全般。歴史には繰り返しがあり、前例から学ぶことは多いです。目指すべき人物像を見つけてください。

永井 裕己 准教授(応用物理学科)

緊急事態宣言で入構制限があり,オンラインでゼミをおこなったときの集合写真。良い思い出です。

おすすめのストレス解消法:ゴルフ!
社会人として上手くやっていくコツ:明るく、元気よく、楽しむこと。
研究を続ける卒業生へ一言:これからも応援しています!

山口 智広 准教授(応用物理学科)

2019年に、シアトルで開催された学会に参加したときの1枚。海外で開催された学会に一緒に参加したり、台湾やフィリピンの学生を本学に招いたり、たくさんの国際交流をしましたね。

研究を続ける卒業生へ一言:研究室だけでなく他研究室・他大学・企業など、若い時にであった人との繋がりを大切にしましょう
おすすめのストレス解消法:学生指導主事の永井先生と話す
先生が初任給をもらった当時の使い道:BECK'sビールとBundesliga観戦

塩見 誠規 教授(機械理工学科)

演習やグループ活動をした17号館です。締切りに遅れないようにね。

おすすめのストレス解消法:散歩
研究を続ける卒業生へ一言:自分で考えて理解するように
先生が卒業した当時の思い出:バブルが弾けて大変でした

工学部

伊藤 慎一郎 教授(機械工学科)

スポーツの「流れ」を専門に研究しています。時々、テレビにも出演していますよ。

研究を続ける卒業生へ一言:80%で分かったと思うな。
卒業生にこれだけは伝えたい!:技術者は決して嘘はついてはいけない。
おすすめのストレス解消法:めげた時には目線を5㎝上げよ。背筋を伸ばせ。

濱根 洋人 教授(機械システム工学科)

ソーラーカー業界の異端児!オーストラリアで開催されたブリヂストンワールドソーラーチャレンジのゴールにて撮影。

卒業生との思い出:オーストラリアレース3000㎞の大冒険
卒業生にこれだけは伝えたい!:繊細かつ大胆に,人生ゴールへ楽しみ歩め
おすすめのストレス解消法:設計の妥協は不純でない,妥協案を模索せよ

前田 幹夫 教授(電気電子工学科)

妻と出会った京都にて。家族や友人を大切に。

卒業生にこれだけは伝えたい!:興味のアンテナをそこらじゅうに張り巡そう
おすすめのストレス解消法:好きなことに思いっきり浸ること
先生が初任給をもらった当時の使い道:同期入社でNHK杯に行き、かなり負けました

建築学部

中島 裕輔 教授(まちづくり学科)

数年前の、毎年恒例の教職員野球部による七大学野球大会の集合写真から取ったものです。近年は体力の衰えを痛感していますが、若い学生達に負けない気持ちで続けたいと思っています。

卒業生との思い出:今年度はコロナでほとんど課外活動ができなかったので、数年後には、良くも悪くもオンラインゼミが思い出になっていそうです。代わりに今後、OBになった後も付き合いを深めていきましょう。オンラインでなく、対面で。
社会人として上手くやっていくコツ:最初は分からないことだらけだと思いますが、本当に分からないことは、同期や先輩にどんどん質問しましょう。質問内容の吟味や聞き方を考えること、人とやり取りすることなどすべてが自分のスキルアップにもつながります。
先生が初任給をもらった当時の使い道:初任給だったか定かではないですが、工学院大学に着任してすぐに、少し奮発して自分用に腕時計を購入しました。電池交換・時刻合わせ不要の電波ソーラーにも関わらず、最近はたまに時刻がずれてしまいますが、今でも愛用しています。

田村 雅紀 教授(建築学科)

2019夏、2年生・材料実験を無事終えて、研究室大勢で満足の打ち上げの様子!

研究を続ける卒業生へ一言:研究だと思うな、人生だと思え。
卒業生にこれだけは伝えたい!:電波をはって、過ごしてください。
新社会人におすすめの本:全国五つ星の手みやげ

鈴木 澄江 教授(建築学科)

建築セミナーでの現場見学のようす

卒業生との思い出:コロナ禍でコンクリート実験を頑張ったこと。
卒業生にこれだけは伝えたい!:人生は長いようで短い。日々を謳歌すること。
社会人として上手くやっていくコツ:こだわり過ぎないこと。コツコツ取り組むこと。諦めないこと。

冨永 祥子 教授(建築デザイン学科)

研究室全員で忘年会。早くまたこんなふうに皆で飲みたいですね。

研究を続ける卒業生へ一言:建築の各分野のプロである専任教員が40人近くいて、しかもその先生方が結構仲がいい。これはつまり、学生もまた分野をまたいで多くの先生から学びやすい環境であることを意味します。大学院での学びは学部よりいっそう多岐に渡りますが、こんな工学院ならではのアドバンテージを利用しない手はありません!攻めの姿勢で研究活動に取り組んで下さい。
おすすめのストレス解消法:勤め先が微妙に電車を使いづらい場所にあったので、片道40分歩いて通っていました。どんなに忙しくても、朝晩の往復の時間は何も考えずにズンズン歩くことで、頭がすっきり切り替わっていたように思います。あとは思い立ったらすぐ旅に出る!私の場合は日本の伝統建築をこまめに見に行き、せっせとスケッチを描きました。その時の時間は今でも忘れないし、スケッチは大切な宝物です。
社会人として大切にしてほしいこと:建築は多くの関係者の協力が無ければ作れません。同時にその分野(意匠・構造・設備など)のプロとして、自分自身の考えを持っていないと、結局相手にされない厳しい世界でもあります。個人の実力とコミュニケーション能力、その両方を磨きたい!という姿勢が、一緒に働く人たちの共感と信頼を得られると思います。

情報学部

工藤 幸寛 准教授(情報通信工学科)

研究室の学生とバーベキューをした時の写真。毎年恒例だったのですが、今年度はできずに残念でした。またできる日が一日も早く来ると良いですね。

卒業生にこれだけは伝えたい!:困ったことがあれば卒業後でも相談してくだい!
おすすめのストレス解消法:辛いものを食べる
新社会人におすすめの本:岡本太郎 『自分の中に毒を持て』

藤井 昭宏 准教授(コンピュータ科学科)

2019年の3月頃に学生と国際会議に参加し、アメリカで一緒にスキーを楽しんだ時のゴンドラ内での写真……の自分画像のみの切り出し。

卒業生との思い出:我々も初めてのオンライン卒論発表会。準備から発表、座長まで、しっかりこなしていました。
研究を続ける卒業生へ一言:一緒に新しいアイデアを探しましょう。
おすすめのストレス解消法:晴れている日に外を歩く。

蒲池 みゆき 教授(情報デザイン学科)

遠隔授業の三種の神器。PC、イヤホンマイク、猫(ゆず太郎)です。もう1匹の虎衛門は授業によく音声でワーワー登場しています。

卒業生との思い出:完全オンラインだったのに、夏のバーチャル合宿、冬はバーチャルクリスマス会を企画してくれてうれしかったです。皆さんよく頑張りました。
おすすめのストレス解消法:猫抱きまくり、なでまくり、愛でまくり
社会人として上手くやっていくコツ:周りの人は皆さん先輩だと思ってご挨拶。なにはともあれ、人に会ったらご挨拶。他人とのつきあいは、騙すより騙されよ。あとは、「うまくやる」は多種多様、つまりコツもなにもないので、最近観たインド映画の「3 idiots (きっと、うまくいく)」がおすすめ。

三木 良雄 教授(システム数理学科)

2017年から3年間新宿区商店街活性化事業に参加しました。今回の卒業生は2019年度本格的に神社の祭りに参加し地域の皆さんと強い絆を作ってくれたメンバーです。

卒業生にこれだけは伝えたい!:学生証の返却は卒業生という母校への入場券
社会人として上手くやっていくコツ:良い友、良い先輩、良い後輩
研究を続ける卒業生へ一言:知識を得ることに加えて経験を積むという時間の使い方を志してください

教育推進機構

徳永 健 教授(基礎・教養科/化学)

4年生が入学した2017年の研究室合宿で、忍野八海の池を覗いている写真です。4年前のことを思い出しました。同じような格好をして、今も、近所や西多摩の山中を走り回っています。

研究を続ける卒業生へ一言:研究に集中すると、視野が狭くなりがちです。研究で結果を出すためには、その研究にかなり集中しなければならないのは確かにそうですが、たまには自分の研究とは少し違う分野の話を聞いてみましょう。様々な研究分野のセミナーや学会発表がオンラインで開催されている今は、色々な話を聞き、視野を拡げる絶好のチャンスです!
卒業生にこれだけは伝えたい!:国木田独歩の「非凡なる凡人」という小説があります(青空文庫で5分で読めます)。工手学校が出てくる話なので、聞いたことがある人もいるでしょう。その中の「ただ何人も疑がわないことが一つあった。曰く桂正作は何らかの計画を立ててその目的に向かって着々歩を進めているだろうという事実である。」という一節が好きです。就職する人も、進学する人も、さらにその先にある目的に向かって計画を立てて着々歩を進めましょう。
おすすめのストレス解消法:やはり、ジョギング・ランニングです。「ランナーズハイ」という言葉がありますが、これは本当だと思います。(ゆっくり走っていたのに、だんだんとハイになって一生懸命走ってクタクタになることもしばしば・・・。)イライラしているときや落ち込んでいるときは、近所の川沿いなどを走って一汗かくと、気分がスッキリすると思います。冒険心のある人には、トレイルランニングもおすすめします(登山者の邪魔にならないように気を付けましょう)。

数馬 広二 教授(保健体育科)

2019年3月 ルクセンブルグ剣道連盟から招聘されて、工学院大学剣道部学生とともに剣道指導にいったときの写真です。ヨーロッパは剣道がさかんで、フランス、ドイツ、スイス、ベルギーの剣道愛好者も参加し、剣道を通した日本文化紹介と国際交流ができました。

卒業生との思い出:剣道部での活動です。八ヶ岳山麓での夏合宿、雪の早朝の寒稽古など、厳しいことなので、皆が一丸となって乗り越えたときは嬉しさは格別でした。
社会人として上手くやっていくコツ:「コツ(骨)」は様々な試みの末、自得してゆくもの。自分に正直に、かつ、立場の弱い人には優しくしてあげてください。周囲はそんな姿を見ていてくれます。注意してくれる先輩は自分を高めてくれる人ですから、プラスに受け止め、修正すべき点をできるだけ早く修正してゆくと良いでしょう。
先生が卒業した当時の思い出:25才で本学に助手として就職したころ、心と仕事がかみ合わず不条理を感じることがしばしばありました。そのとき本学「倫理学」田中元先生(名誉教授)にお願いして授業を聴講させていただきました。田中先生から、カミュの『シューシュポスの神話』の一節にある「大切なことはより良く生きることではなく、より多くを生きることだ」ということばを紹介され、肩の力みがスッと抜け、その後の大きな心の支えになりました。どうか怖がらずに、色々な経験を踏んでくださいね。きっと将来の役に立つはずです。

尾高 進 教授(教職課程科)

素人趣味で楽しんでいるアコーディオンです。

研究を続ける卒業生へ一言:研究が成就するかどうかは時間です。ゆっくりでも歩き続けて。
おすすめのストレス解消法:ボーッとする、体を動かす、しっかり食べてよく寝る
社会人として上手くやっていくコツ:迷惑をかけない程度に手を抜くことも大切です。

※教員の所属については、2021年3月19日現在の情報を掲載しています。

工学院大学ソーラーチーム

“50年後の未来を考えた地球の持続的利用”を理念に、車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っています。

みつばちプロジェクト

イベントを通して蜜蜂に関する知識を深めてもらうことを目的に、週一回の巣箱の点検・年数回の採蜜を行っています。この他にも養蜂を教えたり、養蜂器具の作製、植物の栽培といった活動を行っています。

2号館|八王子キャンパス

2017年3月、八王子キャンパスの再開発プロジェクトの最後を締めくくる「新2号館」が竣工しました。

KU-SITE|新宿キャンパス

展示エリアやサイネージエリアを活用しながら、日々のキャンパスライフや様々な研究を紹介しています。