
教授に聞く!新入生のギモン Vol.3
2020 / 07 / 01
最後はあの人も登場?!
新入生応援企画・最終回です!
SNSなど新入生から寄せられた質問・アンケートで投票が多かった質問に、総勢13人の先生たちが真剣に答えました。
新入生に役立つ情報はもちろん、先生たちのプライベートにも迫ります。
3連載の締めくくりに、あの人も登場します!
<教授ってどんな人たち?>
- Q1. 人生最大の失敗は何ですか?
- Q2. 大学生活で一番楽しかったことは何ですか?
- Q3. ステイホーム中に打ち込んだことは何ですか?
- Q4. 研究内容や研究の過程で学んだことで、私生活に活かせたことはありますか?
<授業・学習について>
- Q5. いい成績・単位をとるためのコツを教えて下さい!
- Q6. 予習と復習ならどちらを中心に行ったほうがいいですか?
- Q7. プログラミングの他の言語もどんどん学びたいのですが、その際に疑問が生じた場合先生に質問しても大丈夫ですか?
<学生生活・その他について>
<最後に>
<教授ってどんな人たち?>
Q1. 人生最大の失敗は何ですか?
A. センター試験で起きた事件
高3のとき、センター試験の数学で1行飛ばしてマークしてしまったこと。気づいた瞬間、頭が真っ白。
慌ててマークし直しましたが間に合わず……。
生意気な18才の鼻っ柱が見事にへし折られました。
この悔しさをばねに翌年のリベンジにつなげましたが、これ以来マークシートの書類は慎重すぎるほど慎重に扱うようになりました。
失敗は多くを学ばせてくれますね。

田中 克昌准教授(工学部 機械工学科)
ゼミ合宿で登った編笠山(標高:2524 m)の山頂にて。登頂開始時より人数が!?
好きな食べ物:ロールキャベツ
好きな場所:高原、山(生まれ育った場所が海抜0m地帯だったから)
将来の夢:夏にニュージーランドでスキー
好きな食べ物:ロールキャベツ
好きな場所:高原、山(生まれ育った場所が海抜0m地帯だったから)
将来の夢:夏にニュージーランドでスキー
Q2. 大学生活で一番楽しかったことは何ですか?
A. ヨーロッパ周遊旅行
海外旅行でヨーロッパに行ったことですね。
オランダ・ベルギー・ドイツ・スペインなど、各国のユースホステルに泊まりながら周りました。
オランダ・ベルギー・ドイツ・スペインなど、各国のユースホステルに泊まりながら周りました。
日本とは異なる文化・人々に触れる機会になりましたし、「日本ではどうなの?」とか「日本人はどう思うの?」といった質問に答えるうちに、改めて「日本ってどんな国なんだっけ」と考える機会にもなりました。
皆さんにも、新型コロナが収まった折には、世界に飛び出してもらいたいですね。
皆さんにも、新型コロナが収まった折には、世界に飛び出してもらいたいですね。

藤賀 雅人准教授(建築学部 まちづくり学科)
新型コロナウイルスの影響で自由に外出することが難しいですが、個人的には、子供との時間が多くとれる楽しい面もあります。
今は、当たり前の日常に幸せを感じられる時間なのかもしれませんね。(いつも子供に振り回されていますが 笑)
出身地:広島県広島市
趣味:旅行、読書、建築・まちを見ること
好きな言葉:失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ
今は、当たり前の日常に幸せを感じられる時間なのかもしれませんね。(いつも子供に振り回されていますが 笑)
出身地:広島県広島市
趣味:旅行、読書、建築・まちを見ること
好きな言葉:失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ
Q3. ステイホーム週間に、打ち込んだことはなんですか?
A. 新しい研究に向けて、勉強!
私は今、新しい研究に挑戦しようと準備をしています。主に電子材料の性質を理論的に調べることを中心に研究を進めてきましたが、これまでに身に着けた知識や経験を活かしながら、磁性体材料や構造材料など、より幅広い物質・材料をターゲットに研究を広げたいと考えています。
ステイホーム週間も、もちろん通常の研究や授業準備の業務もありますが、通勤がない分時間に余裕があったおかげで、新しい研究に向けてまとまった時間を勉強に割くことができました。
研究に限らず、仕事をするようになれば誰でもずっと学び続ける必要があることに気づくと思います。
研究に限らず、仕事をするようになれば誰でもずっと学び続ける必要があることに気づくと思います。
でも、普段は仕事や生活に追われて、なかなかまとまった時間がありません。
思わぬ勉強の機会に恵まれたステイホーム週間でした。
思わぬ勉強の機会に恵まれたステイホーム週間でした。

屋山 巴助教(先進工学部 応用物理学科)
子どものお友達と、ハンバーガーパーティに参加したときの記念写真から、子供と自分のところを切り取りました。
出身地:高校まで広島、現在の実家は福岡
好きな食べ物:広島のお好み焼き
好きな場所:八王子キャンパスの食堂
出身地:高校まで広島、現在の実家は福岡
好きな食べ物:広島のお好み焼き
好きな場所:八王子キャンパスの食堂
Q4. 研究内容や研究の過程で学んだことで、私生活に活かせたことはありますか?
A. 困っている人を助けたことも!
私の研究分野は建築物の安全性に関するものです。そのことで、友人や親せきから相談されることがあり、答えてあげることができます。
つまり、困っている人を助けることができます。
また、建物を建てる、修理する、模様替えをするなどのときに工事の要不要の判断ができるので、それらにかかる費用を下げることができる場合があります。
簡単な作業であれば、自分自身で行えます。

<授業・学習について>
Q5. いい成績・単位をとるためのコツを教えて下さい!
※この質問には2人の先生に答えてもらいました。A. その人の執着心で成果物の質が変わります
いやぁ~身も蓋もない質問ですねぇ(笑)。単位は「授業にきちんと出席し、必要な試験や提出を規定通り受け、基準の点数以上を取れば」取得できる。
でもいい成績となると話は別。
君にとっていい成績ってなんだ?そこから問い直そう。
授業にもいろいろあるので、ここからは私の個人的な見解です。
講義のレポートにせよ設計演習にせよ、結局はその人の執着心で成果物の質が変わると思います。
建築は幅も広いし奥も深い、唯一の正解はない世界。
となると、講義や設計課題のテーマをどこまで深く掘り下げ、客観性と独自性の両方を持ちながらストーリーが作れるか?ということが大事になると思います。
とはいえ、すごく頑張ったのに思った成績にならない場合もある。
でもそれはある意味OK!大事なのは、うまくいかなかった理由を必ず振り返ること。
同じ失敗は二度と繰り返さないようにすればいいし、「いや、自分はこれでいい」と思えるならそれを大事にする。
その積み上げが、時間がかかっても必ず、自分にとっての「いい成績」につながっていくと思います。
言ってる意味がよくわかんないや、と思うかもしれませんが、時々この言葉を思い出してくださいね。

冨永 祥子教授(建築学部 建築デザイン学科)
写真は、建築と並行してやってる絵の仕事のようす。手描きの線画をスキャンしてphotoshopで色付けします。現在、次の作品に向けて画風を改造中!
趣味:歌をうたう(歌がうまい。)
特技:絵。ちばてつや賞入賞経歴アリ。
将来の夢:大人の建築漫画本をつくる。絶対やるよ!
趣味:歌をうたう(歌がうまい。)
特技:絵。ちばてつや賞入賞経歴アリ。
将来の夢:大人の建築漫画本をつくる。絶対やるよ!
A. 毎回の授業にきちんと出席し、理解すること
いい成績・単位をとるためにすることは簡単で、毎回授業に遅刻せずに出席して、先生の話をしっかり理解することです。少しでも理解できない、理解しづらいものがあったら、積極的に先生に聞いてみましょう。
どの先生も熱心に教えてくれるはずです。
また授業だけでなく授業に関連する事柄についても読書などを通じて自分で勉強したり、自分の理解で正しいか先生に質問することで自分の力になっていきますよ!
工学院大学そして先生方は全力で皆さんのサポートをしているので積極的に活用しましょう!

秋本 隆之助教(教育推進機構 国際キャリア科)
シアトルハイブリッド留学の時の写真です。
好きな食べ物:カツオの刺身
好きな場所:門司港
おすすめの本/漫画:福翁自伝、知的複眼思考法、キングダム
好きな食べ物:カツオの刺身
好きな場所:門司港
おすすめの本/漫画:福翁自伝、知的複眼思考法、キングダム
Q6. 予習と復習ならどちらを中心に行ったほうがいいですか?
A.実験や演習は予習、講義は復習が大切
どちらも大切だと思いますが、どちらかと言えば実験や演習科目では予習が重要であり、基礎科目や専門科目などの講義は復習が大切だと思います。特に実験では、今何が起こっているかをある程度把握した上で向き合うことで、色々な発見があると思います。
どちらも時間を決めて計画的に行えると長続きします。

小川 雅准教授(工学部 機械システム工学科)
横浜国立大学勤務時代に指導していたマレーシアからの留学生からもらったスパイクを履いて、公園で息子とサッカーをしています。
おすすめの本:日本のこころ(岡潔)
チャームポイント:長靴(雨の日)
最近ハマッていること:磯遊び(子どもと一緒に)
おすすめの本:日本のこころ(岡潔)
チャームポイント:長靴(雨の日)
最近ハマッていること:磯遊び(子どもと一緒に)
Q7. プログラミングの他の言語もどんどん学びたいのですが、その際に疑問が生じた場合先生に質問しても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫ですよ
皆さんから何か聞かれるのは先生にとって、とても嬉しいことなので、遠慮せずにどんどん質問しましょう。先生は皆優しいです。
最初は声をかけづらいかもしれませんが、話してしまえば、遠慮していたことが無意味だったと分かります。
是非とも勇気をもって一歩前に踏み出してみましょう。

杉山 隆利教授(情報学部情報通信工学科)
写真は、去年、日本で開催されたラグビーワルドカップ決勝戦の試合前に撮影したものです。この後、徐々に緊張感が高まって、ノーサイドの瞬間、スタジアムの興奮は頂点に達します。その時間を現場で体感できて、本当にハッピーでした。
趣味:スポーツ観戦
好きな食べ物:甘いもの
嫌いな食べ物:辛い物
趣味:スポーツ観戦
好きな食べ物:甘いもの
嫌いな食べ物:辛い物
<学生生活・その他について>
Q8. タスク管理・スケジュール管理のコツを教えて下さい。
※この質問には2人の先生に答えてもらいました。A. 紙に書き出すこと、優先順位を決めること
紙に期日と課題を書きだしています。処理できたものから線で消し、進捗状況を把握しながら、優先順位を決めて取り組んでいます。
消しても消しても仕事が増えてくる不思議な職業で、毎日が自転車操業です。

A. 私も苦手ですが……後回しにしないことが大切
タスク管理やスケジュール管理は私も苦手なので、こちらがコツを知りたいくらいです。自分でも全く実践できていませんが、何事も後回しにぜず、その場でさっさと片付けていくのがいいのは間違いありません。
提出物などであれば、締め切りに余裕のあるうちに暫定的な完成版を作っておくというのも良いと思います。
これまでほとんど実践できたことはありませんが、いつでも提出できる状態のものをさっさと作っておいて、時間の余裕や余力があれば完成度をあげていくという方法がうまくいったときは、締め切りに追われて作り上げたものよりも質も高いものができるし、疲労感も少なくすんでいるようにように思います。

進藤 哲央教授(教育推進機構 基礎・教養科)
自宅の本棚前にて。手に持っているのはコーヒーです。怪しい飲み物ではありません。
趣味:読書、コーヒー、文房具収集
出身地:兵庫県丹波市
好きな言葉:神はすべてを時に適って麗しく造り、永遠を人の心に与えた。
趣味:読書、コーヒー、文房具収集
出身地:兵庫県丹波市
好きな言葉:神はすべてを時に適って麗しく造り、永遠を人の心に与えた。
Q9. 1年生のうちに頑張っておくといいことは何ですか?
A. 「信頼のおける」友人や先生を見つけておくこと
授業以外でいうと、(対面で会えるようになったら)自分にとって「信頼のおける」友人や先生を見つけておくこと。友人の方は大丈夫かも知れません。
一方、先生は皆さんからすれば距離を置いてしまう存在のひとつでしょう、特に学ばされているときは。
でも、自ら学ぼうとしたときに、自分の近くにそんな先生がいれば、多くの情報が得られきっと役立ちます。

田中 克昌准教授(工学部 機械工学科)
ゼミ合宿で登った編笠山(標高:2524 m)の山頂にて。登頂開始時より人数が!?
好きな食べ物:ロールキャベツ
好きな場所:高原、山(生まれ育った場所が海抜0m地帯だったから)
将来の夢:夏にニュージーランドでスキー
好きな食べ物:ロールキャベツ
好きな場所:高原、山(生まれ育った場所が海抜0m地帯だったから)
将来の夢:夏にニュージーランドでスキー
<最後に>
連載を締めくくる最後の質問は、佐藤学長に答えてもらいました!Q.10 新型コロナウイルス感染拡大が収束したら、まずやりたいことは何ですか?
A. キャンパスで元気なみんなに会いたい!
元気な学生さんの顔を見て、みんなの夢を聞きたいですね。
そして、世界の協定大学を訪問して、留学プログラムや共同研究先開拓も再開したいし、研究している抗菌・抗ウイルス表面をもつ材料を実用化して、未知のウイルスからの攻撃に備えられる安心・安全な社会創りにも貢献したい。
あともう一つ。学生や教職員のみなさんとカラオケで盛り上がりたい。
キャンパスが笑顔で溢れる日まで、しばらくの辛抱です。
まずはみなさんが健康に過ごし、大学で会える日を心待ちにしています!
キャンパスが笑顔で溢れる日まで、しばらくの辛抱です。
まずはみなさんが健康に過ごし、大学で会える日を心待ちにしています!

佐藤 光史学長
Univ. of Maryland, Baltimore County(UMBC)との協定締結で
好きな言葉:「臣聞く、古の善く事を制する者は、禍を転じて福と為し、敗に因りて功を為す」(司馬遷「史記」)
趣味:やわな筋トレ、ゆっくりジョグ、へたなゴルフ
最近読んだ本:サル化する世界(内田 樹著)
好きな言葉:「臣聞く、古の善く事を制する者は、禍を転じて福と為し、敗に因りて功を為す」(司馬遷「史記」)
趣味:やわな筋トレ、ゆっくりジョグ、へたなゴルフ
最近読んだ本:サル化する世界(内田 樹著)
キャンパスで会える日を楽しみに……
3回にわたって連載し、先生たちには約30個の質問に答えてもらいました。みなさんの心に残る回答はありましたか?
もうしばらくオンライン授業が続きますが、この企画をきっかけに先生たちとの距離が少し縮まるとうれしいです。
今回の企画に登場してくれた13人の先生はもちろん、教職員全員がみなさんと会える日を心待ちにしています!
※新入生から集まった質問の一部は、表現を少し変更しています。
※今回の連載で回答しきれなかったものがありますが、みなさんのお悩みや質問は大学内に新入生からの声として届けたいと思います。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。