
異国の地で奮闘! ソーラーチーム便り
2019 / 10 / 11
『工学院大学ソーラーチーム』は10月13日からオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレース「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に参戦します。新車両「Eagle」の設計・製作、ドライバー育成、スポンサーや資金集めなど、2017年の前回大会終了から2年間かけてこの日のために着々と準備をしてきました。
チームは大会の約1ヵ月前にオーストラリアに入り、レース本番に万全の体勢で挑むため、現地でレースコースの下見や試走・車両整備などを行っています。
本番に向けて準備を進める一方で、オーストラリアでの約1ヵ月の集団生活は慣れないことだらけ。外国チームや現地の方との交流、レース中のキャンプ生活の準備など、チームメンバーは悪戦苦闘しながらも、楽しんで日々を過ごしています。今回の「窓」では、レースから少し離れ、チームメンバーの現地での生活をお届けします。
キャプテン・尾崎大典さん(機械理工学科・4年)のレース本番一週間前までの日記を、写真と一緒にお楽しみ下さい。
早起きの甲斐あって、他のチームを差し置き、本部が近くにあるベストポジションを手に入れました!
その後、炎天下の作業やレースに備えて10Lの箱の水を買い溜めすることにしました。最初に立ち寄ったサーキットの近くのスーパーは、他のチームによって水の買い占めが行われ、確保できませんでした……。2店舗目、さらに離れた店に寄ったところ、1箱だけ発見することができました!
ですが、1箱(10L)では、数週間にわたる天下での作業やレース本番のキャンプ生活には足りません。そこで、ダーウィン中を走り回り、やっとの思いで3店舗目に辿り着きました。そこには、まだ水が十分にあり、8箱分の水の確保ができました! これで明日からの作業、水分補給はバッチリです👍
話を戻して、今日はオーストラリアにきて初めての公道試走でした!!
偵察車と指令車の間にソーラーカーを挟んで並んで走行し、本番に近い状況に、メンバーは大苦戦…(自分もペナルティを1つ行ってしまいました…)
「今日の反省を明日以降に活かす!!」そう決意を固めてこの日記を書いています。
夜には海が一望できる場所でBBQをしました。オーストラリアは豚肉よりも牛肉が安いです!
今日の苦労も楽しさも、明日以降のプラスに繋げます!!
60軒近くの屋台の中から、ご飯をバンズにしたスシバーガーというものを食べました。久々のお米の味に、感激です!
食後、夕焼けを見ながらビーチに座って物思いにふけりました……。
レースまで、残り11日しかなく、気が引き締まる一方で、暫しの休息を取ることができました。
専門的なもの機器が多く、現地の方々に質問しながら調達を進めていきました。不慣れな英語での沢山の質問に最後まで付き合ってくれた方々に感謝で一杯です!
その後ピットに戻り、サポートカーの屋根に積載するパトランプや気象センサーなどを固定するために、木材やアルミをカットして、枠組みをセットしました。
作業は夜までかかりましたが、実際に手を動かしてモノを作るのは、やりがいがあると再認識しました!
部屋を出た時に車に積載する予定の物を忘れ、お金の支払いの際には20セントをレジの隙間に落とし、公道試走の際には帽子を飛ばしてしまいました……。
今後このような事がない事を祈りつつ、無事に帰宅できて一安心しました。
自分の役割は、コントロールセンターという大会の偉い方とコミュニケーションを取りながら指示などを行い、チームがスムーズに走行ができるようにサポートをすることです。
1回目はスタンバイするポジションや何を意識すべきか手探りでしたが、2回目にはキチンと役割をこなす事ができました。
チームとしては、素晴らしいラップタイムを出す事ができ、本番への準備を着々と行うことができました!
チームは大会の約1ヵ月前にオーストラリアに入り、レース本番に万全の体勢で挑むため、現地でレースコースの下見や試走・車両整備などを行っています。
本番に向けて準備を進める一方で、オーストラリアでの約1ヵ月の集団生活は慣れないことだらけ。外国チームや現地の方との交流、レース中のキャンプ生活の準備など、チームメンバーは悪戦苦闘しながらも、楽しんで日々を過ごしています。今回の「窓」では、レースから少し離れ、チームメンバーの現地での生活をお届けします。
キャプテン・尾崎大典さん(機械理工学科・4年)のレース本番一週間前までの日記を、写真と一緒にお楽しみ下さい。
9月30日(月) —大会まであと13日
今日は、ヒドゥンバレー・モータースポーツコンプレックスに日が昇る前から並び、チームが活動するピットを確保しました。このピットがレース本番までの活動拠点の一つになります。早起きの甲斐あって、他のチームを差し置き、本部が近くにあるベストポジションを手に入れました!

本部に近いピットは、情報が早く取れてレース運びに有利。早い者勝ち!
ですが、1箱(10L)では、数週間にわたる天下での作業やレース本番のキャンプ生活には足りません。そこで、ダーウィン中を走り回り、やっとの思いで3店舗目に辿り着きました。そこには、まだ水が十分にあり、8箱分の水の確保ができました! これで明日からの作業、水分補給はバッチリです👍

昼食は手作りのサンドイッチが多い

奥には苦労して手に入れた水が積まれている
10月1日(火) —大会まであと12日
日本では消費税が10%になっているらしいですが、オーストラリアにいる僕らには実感のない話です……。話を戻して、今日はオーストラリアにきて初めての公道試走でした!!
偵察車と指令車の間にソーラーカーを挟んで並んで走行し、本番に近い状況に、メンバーは大苦戦…(自分もペナルティを1つ行ってしまいました…)
「今日の反省を明日以降に活かす!!」そう決意を固めてこの日記を書いています。

初めての公道試走

オーストラリアの環境に合わせ、レース本番までに車両整備
今日の苦労も楽しさも、明日以降のプラスに繋げます!!

スーパーでお肉を巡って激論
10月3日(木) —大会まであと10日
今日は実戦に備えた公道試走を行い、その後、チームのみんなでマーケットに行きました。60軒近くの屋台の中から、ご飯をバンズにしたスシバーガーというものを食べました。久々のお米の味に、感激です!

マーケットは多くの人と屋台で賑わっている
レースまで、残り11日しかなく、気が引き締まる一方で、暫しの休息を取ることができました。

ダーウィンのビーチ。オーストラリア北部は30度を超える真夏
10月4日(金) —大会まであと9日
今日は、レース前の車検に備えて、本格的な動きになりました。自分の役割は、レースに参加する上で必要なメディカルキットを用意するため、現地にて不足分を購入することです。専門的なもの機器が多く、現地の方々に質問しながら調達を進めていきました。不慣れな英語での沢山の質問に最後まで付き合ってくれた方々に感謝で一杯です!

親身に相談に乗ってくれる店員さん
作業は夜までかかりましたが、実際に手を動かしてモノを作るのは、やりがいがあると再認識しました!

真剣に作業

ドイツチームからアイスの差し入れも(*^o^*)
10月5日(土) —大会まであと8日
今日は、個人的にモノをなくしがちな日でした……。部屋を出た時に車に積載する予定の物を忘れ、お金の支払いの際には20セントをレジの隙間に落とし、公道試走の際には帽子を飛ばしてしまいました……。
今後このような事がない事を祈りつつ、無事に帰宅できて一安心しました。

毎晩、遅くまで作業。疲れが出てきたのかも……
10月6日(日) —大会まであと7日
本日は初のヒドゥンバレー・モータースポーツコンプレックスでの走行でした。ここで10月12日に大会予選が行われ、スタートの順番が決まります。自分の役割は、コントロールセンターという大会の偉い方とコミュニケーションを取りながら指示などを行い、チームがスムーズに走行ができるようにサポートをすることです。
1回目はスタンバイするポジションや何を意識すべきか手探りでしたが、2回目にはキチンと役割をこなす事ができました。
チームとしては、素晴らしいラップタイムを出す事ができ、本番への準備を着々と行うことができました!

まさに地上を駆ける鷲!!

ピットには世界各国のチームが集まる
『工学院大学ソーラーチーム』を少し身近に感じていただけたでしょうか?10月13日からいよいよレースがスタートします。悪戦苦闘しながらも異国の地で奮闘している彼らを、応援よろしくお願いします!
