Ⅱ.具体的な進路を考える

INDEX

  1. 01 大学院進学について
  2. 02 就職について
  3. CONTENTS - 目次 -

大学を卒業した後、どのような進路があるのでしょうか。企業への就職、公務員・教員、自営業や起業、進学などさまざまな道が広がっていますが、ここでは大学院進学と就職という2つについて触れていきます。

01 大学院進学について

現在、理学系の進学率は約46.1%、工学系の進学率は約39.8%、一方、人文科学系や社会科学系は5%以下であり、理工系の進学率は他の学問分野に比べて高いことがわかります※1。それだけ、他の系統に比べ社会的に理工系大学院生の需要があることを表しています。なお、工学院大学の大学院進学率は約31.2%であり、多くの学生が大学院でより専門的な学びを深めています。

※1 文部科学省 令和6年度学校基本調査

◆目的・目標を持って大学院進学を!

大学院では、自分で考え、調整し、動いていく必要があるため、常に先を見越して考えながら行動することが求められます。また、研究では自分自身が理解することはもちろんのこと、自分以外のさまざまな人に対して研究内容や成果について説明する機会があります。誰もがその研究についてよく知っているわけではないため、相手にわかりやすくかみ砕いて説明しなければならず、わかりやすくアウトプットするためには研究内容を十分に深く理解する必要があります。
こういったことを大学院の修士課程2年間で実現するためには、進学に向けて「目的・目標を持って臨む」ことがとても大切です。なんとなく進学をして、自分で考えず毎日が過ぎてしまうことのないよう、具体的な目標や目的を持ち、進学がみなさんの今後のキャリアの「強み」となるよう意識して進路選択してください。

◆大学院進学のメリット・デメリット

大学院進学の最大のメリットは、高い専門性が身につくという点です。また、専門的な業種・職種へ就職できる傾向にあり、プレゼン能力など社会に出てからも必要な能力・スキルが身につくなど、「研究」活動を通じた経験やそれに伴う成長も見込まれます。過去の就職実績を見ても、学部卒業者に比べて大学院修了者のほうが、より研究分野に近い業種であったり、専門的な職種に就職する割合が高いというデータが出ています。一方デメリットは、学費や奨学金などの経済的負担、研究と就職活動の両立が難しいという点があげられます。

【先輩の声】

●メリット(一例)

  • 高い専門性が身につくため、今後のキャリアにも大きな意味がある
  • 就職の選択肢が増える
  • 就きたい専門的な業種・職種に就職できる確率が上がる
  • 研究成果を学外に発表できる
  • プレゼン能力、自分の意見を伝える力が向上する
  • TAや後輩指導を通して、自分も成長できる

●デメリット(一例)

  • 経済的負担(学費など)が大きい
  • 企業が大学院生に求めるものが何か気づけない人は、大学院に進学してもうまくいかない

02 就職について

「360万」は日本の企業数※2、「0.3%」は360万社のうち大企業の割合※2です。約360万社のうち、みなさんが知っている企業はいくつでしょうか? 0.3%の大企業のうちの数十社くらいかもしれません。この数字からもわかるように、まだまだ知らない企業がたくさんあるというところがポイントです。「246倍※3」は某食品大手メーカーの採用倍率です。わずか17名の採用枠に対して、12,710名が応募しているというのが現状です。就職活動を始めた頃はどうしても名前の知っている企業を探しがちですが、これまで知らなかったけれども「興味がある!」と思える企業を増やしていく、つまり、「会社や企業を知る」ことが就職に向けた第一歩となります。

※2 経済産業省中小企業庁「2020年版 中小企業白書・小規模企業白書概要」
※3 東洋経済新報社「就職四季報 2022年版」

◆業界・職種を知る

これまで知らなかった会社や企業を知るといっても、どのように進めていけばいいのでしょうか。ここではまず、業界や職種について触れていきます。

●業界

業界とは、同種の製品・サービスを取り扱う企業を一括りにしたものです。世の中の全ての企業は、いずれかの業界に分類されており、就職情報サイトの企業検索では業界検索が基本になっています。注意しなければならないことは、業界分類における世の中の定義が定まっていないという点です。みなさんが新聞の株式欄で目にする分類と就職活動サイトごとの分類は異なることがありますのでなるべく多くの情報に触れるようにしましょう。既に知っている企業や先輩が就職した企業がどの業界に分類されているか調べてみるとイメージがつくかもしれません。

●職種

職種とは、実際に従事する仕事内容を表したものです。たとえば、研究開発職・生産技術職・施工管理職などです。職種によって仕事内容はもちろんのこと、求められるスキルや能力が異なります。また、向き不向きもありますので、職種理解は必須となります。いろいろな職種があることを知ったうえで、仕事内容や、求められるスキル・能力、向いているタイプ等を調べて、今、自分がやりたいと思っていること、強みだと感じていることが生かせるかどうか幅広くイメージしてみることが大切です。

業界や職種を知ることで、会社や企業についてぐっと近くに感じられるようになるのではないでしょうか。業界や職種の知識を蓄えつつ、自分が社会に出たあとに「何がしたいのか」「どういったことを実現したいのか」を合わせて考えてみましょう。自身の興味関心や実現したいことに合致した業界や職種を見つけ、そこに必要となる知識やスキルはどういったものか考えていくことが大切です。

◆「仕事をすること」を具体的にイメージできるようにしましょう

興味関心や実現したいことがあったとしても、実際に「仕事をする」とはどのようなことでしょうか。これがわからないとなかなか「就職する」ということもイメージがつかないのではないかと思います。

たとえば、両親や祖父母、学校の先生など近くの社会人から情報を入手する、すでに社会に出ている先輩や知人の話を聞いてみる、インターネットで調べてみるなどの方法があるでしょう。しかし、話を聞いて得た情報に加えて、「実際に体験する」ということが一番の近道となります。そこで、仕事をするということはどのようなことかをイメージするために、次の章では「インターン」について触れていきます。

CONTENTS - 目次 -

はじめに

1.キャリアデザイン編

  1. キャリアをデザインする

    1. キャリアデザイン力とは
    2. 工学院大学での就業力
    3. 就業力 UP のワザ
    4. 大学生活におけるマナー
  2. 具体的な進路を考える

    1. 大学院進学について
    2. 就職について

2.インターン編

  1. 低学年インターン

    1. 低学年インターンへ参加することの意味
  2. インターンに参加する

    1. 単位認定型と自由応募型の違い
    2. インターンの活用方法
  3. インターンを振り返る

    1. インターン参加から就職活動へ

3.就職サポート編

  1. 就職キャリア支援センターはみなさんのサポーターです

    1. 内定までの就職活動スケジュール(2028年3月卒業・修了予定者)
    2. 強力で確固たる就職支援体制を活用しよう
    3. 就職キャリア支援センターを就職活動の拠点にしよう
    4. 就職支援システム「求人 NAVI」を活用した就職活動をしよう
  2. 就職活動のマナー

    1. 電話のマナー
    2. 正しい敬語の使い方
    3. 身だしなみ
  3. 就職活動の準備

    1. 自己分析
    2. 業界・企業研究
  4. 就職活動の進め方

    1. スケジュールを立てる
    2. エントリー
    3. 履歴書の書き方
    4. 送付状の書き方
    5. 封筒の書き方
    6. メールの書き方
    7. Uターン就職を志望する方へ
    8. 公務員を志望する方へ
    9. 会社説明会・会社訪問
    10. 卒業生訪問
    11. 筆記試験
    12. 面接
    13. 内定について
    14. 内定のお礼状・内定辞退書類の書き方
    15. 就職が決まったら

4.就職に役立つリンク集

  1. note 卒業生の活躍

  2. 求人NAVI

  3. 証明書について

    1. 成績証明書・卒業(修了)見込証明書
    2. 健康診断証明書の発行について
  4. 就職情報サイト

  5. 展示会サイト

  6. 金融庁EDINET

  7. 人事院HP

  8. 障害のある方

工学院大学就職斡旋規程