大学院での活動支援制度

多彩な教授陣と、きめ細かい指導

本大学院では、各学部各学科の学びを基礎とした6つの専攻において、それぞれの専攻での必須分野をカバーする多彩な教授陣が、豊富な経験を生かし、授業科目を通して高度な教育を行うとともに、複数指導教員制度により学習面でも研究面でもきめ細かい指導を行っています。
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社会に開かれた大学院

広い分野から多様な学生を受け入れることをめざし、本学の学部出身者と共に、他大学の学生、社会人、留学生も歓迎しています。特に優秀な学生の飛び級入学制度ならびに短期修了制度も設定しており、社会人の入学については、一般入試とは別に社会人を対象とした社会人特別選抜を実施。社会人が在職したまま大学院で学べるシステムを整備しています。具体的には、隔年で昼夜交互に講義を行う昼夜開講制(修士課程)、入学時期が4月と10月の年2回ある年間2学期制(セメスター制)などです。本学卒業後、しばらく経って社会人として本大学院に入学するケースも増えています。

研究活動への支援

本大学院では、大学院生の研究発表を奨励する目的で、研究発表を支援するための制度が充実しています。 国際学会において研究論文を発表する場合は、TOEIC®のスコアに応じてその費用を補助しています。 また、国内学会の発表でも、その費用を補助しています。 この支援を受けて、毎年多くの大学院生が学会発表を行っています。

2023年度国際学会参加補助データ

専攻名 申請者数
機械工学専攻 36
化学応用学専攻 17
電気・電子工学専攻 28
情報学専攻 12
建築学専攻 11
システムデザイン専攻 2
合計 106

2023年度優秀論文受賞者一覧

氏名(しめい) 専攻 課程 指導教員 論文名および作品名
掲載論文誌名(巻、頁、年)他
休場(やすみば) 海知也(みちや) 機械工学 修士2年 佐藤 光太郎 Flow characteristics of two-dimensional impinging synthetic jets
Journal of Energy Systems(JES),第7巻,第4号,2023年12月
櫻井(さくらい) 優矢(ゆうや) 機械工学 博士2年 佐藤 光太郎 Pyrolysis and steam gasification properties of mangroves
Chemosphere (Vol.345, 140388, 2023)
森野(もりの) 麻衣子(まいこ) 機械工学 博士3年 西谷 要介 Thermal, Mechanical and Tribological Properties of Gamma-Irradiated Plant-Derived Polyamide 1010
Polymers, Vol.15, 3111(-17 Pages), 2023年7月
國母(こくぼ) 優香(ゆうか) 化学応用学 博士1年 阿相 英孝 Detection of the Oxidation Area by Spectrophotometry: Regional and Temporal Changes in Anodic Oxidation on Titanium in Bipolar Electrochemistry
ACS Omega, 8巻,27024(2023)
久木田(くきた) 一樹(かずき) 化学応用学 博士2年 今村 保忠 Notch signaling pathway induces expression of type IV collagen in angiogenesis
Journal of Biochemistry(2024年1月2日)
伊藤(いとう) (さとし) 電気・電子工学 修士2年 山口 実靖 Deeply Programmable Application Switch for Performance Improvement of KVS in Data Center
IEICE Transactions on Information and Systems (Vol.E107-D, No.5, pp.-, May.2024)
野寺(のでら) 歩夢(あゆむ) 電気・電子工学 修士2年 相川 慎也 In2O3-based thin-film transistors with a (400) polar surface for CO2 gas detection at 150 ◦C
Materials Science and Engineering B[IF:3.6] (Vol.299, Page 117034, Available online 26 November 2023)
石上(いしかみ) (ゆう)() 情報学 修士2年 田中 久弥 Physiological Evaluation for Highly Sensitive Person using Facial Expression and Motor Imagery
International Journal of Affective Engineering, Vol. 22 (2023), No. 3 pp. 229-236
https://doi.org/10.5057/ijae.IJAE-D-22-00017
近藤(こんどう) 蒼大(そうだい) 情報学 修士2年 田中 久弥 High-Frequency SSVEP-BCI with Less Flickering Sensation Using Personalization of Stimulus Frequency
Artifcial Life and Robotics (2023) 28:803–811
https://doi.org/10.1007/s10015-023-00893-9
鈴木(すずき) 真樹史(まきし) 情報学 修士2年 藤川 真樹 人混み認証:覗き見耐性のある本人認証方式の提案
産業応用工学会論文誌(Vol.11, No.2, pp.128-140, 2023年9月)
2023年度の大学院学位論文一覧
過去の大学院学位論文一覧

低めに抑えた学費とTA制度、 大学院進学奨励学費減免制度

本大学院では、向学心ある人々に大学院での勉学の機会を広く提供するため、他の大学院と比べても低めに抑えた学費となっています。また、研究教育活動の一環としてTA(ティーチングアシスタント)制度を採用し、教育効果に反映する機会を提供するとともに、在学中の経済的負担の軽減をはかっています。これは大学院生が学部の授業担当教員の指示に従い授業の補助を行うもので、担当すると所定の給与が支給されます。担当時間は、本来の学修に支障がないように一人通年で4コマまで可能です。さらに、大学院進学奨励学費減免制度を設け、修士および博士後期課程在籍時の年間授業料の半額が減免となり、優秀な学生に対して大学院への進学を奨励しています。

2023年度ティーチング・アシスタント

専攻名 機械工学
専攻
化学応用学
専攻
電気・電子
工学専攻
情報学専攻 建築学専攻 システム
デザイン
専攻
合計
申請者数 89 87 70 47 71 3 367

外国の大学との交流

毎年多くの大学院生が、支援を受けて海外で活発に学会発表しています。海外協定校との共催シンポジウム参加も奨励されており、交換留学制度もあります。グローバルに活躍する技術者・研究者をめざせる環境を整えています。

充実した研究環境

科学技術の本質を考えると、高度な技術者の育成にとっては、研究を抜きにした教育は考えられません。本大学院では、教授陣が日夜学生とともに多様な研究活動に取り組んでおり、最先端の研究に必要とされる高度な測定装置・機器などの研究設備も充実しています。
  • 高密度プラズマエッチング装置など

  • 大型加力実験室

  • 3D映像、音楽実験評価室、収録スタジオなど

大学院 工学研究科

専攻