カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)|大学院工学研究科

INDEX

  1. 修士課程
  2. 博士後期課程
  3. 学部のカリキュラムポリシー

修士課程

専攻する研究の発展に寄与できる人材、または、高度な専門性を要する職業等に必要な能力を修得し、社会で活躍できる人材を養成するために、以下のような教育過程を編成します。
 
  • 専門科目を学び高度な専門知識や社会や職業についての知識を身につけます。
  • 特論演習や、研究室を中心にした研究活動、修士論文の作成を通して、科学技術を運用する能力(研究を主体的に進める上で必要なコミュニケーション能力、リーダーシップ/チーム協働力、創造的思考力、実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を身につけます。
  • 特定の専門領域における深い理解をもとに、修士論文の作成や学内外の学術活動を通じて創成能力を身につけていきます。同時に、技術者や研究者として必要な倫理観を身につけていきます。

機械工学専攻

◆修士(工学)
機械工学専攻は、エネルギー工学、材料・加工工学、設計工学、計測制御・ロボティクス、システム工学の機械工学の基礎分野の知識を十分習得した上で、さらに高度な先進化・統合化された知識・技術を習得し、自立して国際的に活躍できる広い視野を持った技術者・研究者を育成するため、以下のカリキュラムを編成します。
  1. 機械工学における複数分野における科目を履修でき、専門分野に関する先進的な知識を修得させる。
  2. 特論演習科目を通して、人間社会と科学技術とのかかわりを多面的に捉え、自らの社会的責任を果たす力を修得させる。
  3. 修士論文研究を通して、基礎から先進的な知識を応用する能力や創造的な技術開発や研究を行う能力を修得させる。 

化学応用学専攻

◆修士(工学)
化学応用学専攻は、人間生活に関する課題を「化学」を基盤に解決できる技術者・研究者を育成するために、以下のような教育課程を編成します。
  1. 高度な専門知識を学ぶために、生命分野、有機分野、無機・金属分野、環境・システム分野の科目群から、関連する領域の科目を学修します。特に、化学応用学特論Aでは、学界や産業界の最新の研究・技術を知り、研究・技術者として必要な知識を身につけます。化学応用学特論Bでは、高度な専門知識に加え国際的な視野を養います。
  2. 修士論文と特論演習を通じて、研究を主体的に進める上で必要なコミュニケーション能力、リーダーシップ/チーム協働力、創造的思考力、実験技術、PDCAサイクルを運用する力などの、科学技術を運用する能力を身につけます。これらは、副指導教員との面談や中間発表会により、客観的に評価します。
  3. 技術者や研究者に必要な社会的責務の理解と倫理観を醸成します。
  4. 研究成果に基づく大学院教育を通じて、従来の専門分野から一歩出た境界領域まで挑戦し、新たな価値を生み出す創造力を身につけます。

電気電子工学専攻

◆修士(工学)
電気・電子工学専攻では、世の中の電気・電子工学分野の急速な進歩・進展に柔軟に対応するために、以下のような教育課程を編成します。高度な専門知識を学ぶために、エネルギー変換、計測・制御、情報・通信、電子デバイスの4つの分野に分け、それぞれの分野で高度な専門的知識の修得ができるカリキュラムを編成しています。各分野の科目群から関連する領域の科目を学修することで、研究者や技術者として深い知識と必要な技術を修得することができます。また、修士論文と特論演習を通して、論理的思考力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、論文作成能力などを身につけます。これらの能力は、半期ごとの副指導教員との面談、専攻主催の中間発表会、学会発表により、客観的に評価します。特に、修士論文の作成や学会発表を通して、先進的な知識を応用する創成能力や課題探求力を身につけます。

建築学専攻

◆修士(工学)
建築学専攻修士(工学)では、次のような方針で,講義および実験や演習による教育課程を編成し、実施します。
  1. 専門基礎力の充実
  2. まちづくり・建築・建築デザインの学士力に基礎においた「技術系」の専門分野の高度な専門知識・技術の修得
  3. 課題を発見・指摘して、それを適切に設定し、それに必要な情報を収集することができる能力の修得
  4. テーマに応じて適切な意見を表明し、議論をリードしていくことができる能力の修得
  5. 課題解決に向けた思考を自ら展開し、試行錯誤を繰り返しながら解決していくことができる能力の修得
◆修士(建築学)
建築学専攻修士(建築学)では、次のような方針で,講義および実験や演習による教育課程を編成し、実施します。
  1. 専門基礎力の充実
  2. まちづくり・建築・建築デザインの学士力を基礎とした「意匠計画系」の専門分野の高度な専門知識・技術の修得
  3. 課題を発見・指摘して、それを適切に設定し、それに必要な情報を収集することができる能力の修得
  4. テーマに応じて適切な意見を表明し、議論をリードしていくことができる能力の修得
  5. 課題解決に向けた思考を自ら展開し、試行錯誤を繰り返しながら解決していくことができる能力の修得

情報学専攻

◆修士(工学)
社会システム工学、電気電子工学、人間工学、言語学、教育学、心理学およびその関連分野の研究の発展に寄与できる人材、または、高度な専門性を要する職業等に必要な能力を修得し、社会で活躍できる人材を養成するために、以下のような教育過程を編成します。
  • 基礎/工学/社会科学/融合・境界/未踏の5分野に関する専門科目を学び高度な専門知識や社会や職業についての知識を身につけます。
  • 特論演習や、研究室を中心にした研究活動、修士論文の作成を通して、科学技術を運用する能力(研究を主体的に進める上で必要なコミュニケーション能力、リーダーシップ/チーム協働力、創造的思考力、実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を身につけます。
  • 専門領域における深い理解をもとに、修士論文の作成や学内外の学術活動を通じて創成能力を身につけていきます。同時に、技術者や研究者として必要な倫理観を身につけていきます。
◆修士(情報学)
情報科学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野の研究の発展に寄与できる人材、または、高度な専門性を要する職業等に必要な能力を修得し、社会で活躍できる人材を養成するために、以下のような教育過程を編成します。
  • 基礎/工学/社会科学/融合・境界/未踏の5分野に関する専門科目を学び高度な専門知識や社会や職業についての知識を身につけます。
  • 特論演習や、研究室を中心にした研究活動、修士論文の作成を通して、科学技術を運用する能力(研究を主体的に進める上で必要なコミュニケーション能力、リーダーシップ/チーム協働力、創造的思考力、実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を身につけます。
  • 専門領域における深い理解をもとに、修士論文の作成や学内外の学術活動を通じて創成能力を身につけていきます。同時に、技術者や研究者として必要な倫理観を身につけていきます。

システムデザイン専攻

◆修士(工学)
高度な工学的知識と世界のビジネスの現場で実践できる英語によるコミュニケーション力を身につけ、技術的・ビジネス的な課題解決能力を修得する。
  1. 各自の工学専門分野(機械分野、化学分野、電気・電子分野、情報分野、建築分野)に応じた知識向上を図ることを目的として、工学研究科内に設置されている主要な科目群から選定し、各分野の原理・原則などの基礎的知識をそれらの講義科目を通じて習得する。さらに、システムデザイン(PBL)、プロフェッショナルレポートAおよびBなどの演習科目を通じて、経営的視点を踏まえ技術的課題を明らかにし、その課題の解決策を提案できる能力を修得する。
  2. コミュニケーション科目を履修し、英語によるコミュニケーション能力、交渉力などを修得し、国際的に通用する技術者・研究者としての素養を身につける。また、グローバルビジネスへの対応能力を向上させる技術経営科目も合わせて学習する。
  3. 実務や実例を踏まえた技術経営科目により過去の事例などの分析を通じて技術者倫理を身につける。また、システムデザイン(PBL)の事例研究などにおいても技術者・研究者がどの様な局面に遭遇するかを仮想的に学習する。
◆修士(システムデザイン)
高度な技術経営に関する体系的な知識と世界のビジネスの現場で実践できる英語によるコミュニケーション力を身につけ、技術的・ビジネス的な課題解決能力を修得する。
  1. 技術経営科目を履修することにより技術経営分野の基礎的な知識を習得し、さらに1年次のシステムデザイン(PBL)を通じて経営的視点やマネジメント能力を身につける。2年次ではビジネスゲーム科目(講義および演習)を通じて、実際の会社経営を模擬的に体験することで、幅広い視野を身につける。その成果をプロフェッショナルレポートAおよびBにおいて発表する。
  2. コミュニケーション科目を履修し、英語によるコミュニケーション能力、交渉力などを修得し、国際的に通用する技術者・研究者としての素養を身につける。また、グローバルビジネスへの対応能力を向上させる技術経営科目も合わせて学習する。
  3. 実務や実例を踏まえた技術経営科目により過去の事例などの分析を通じて技術者倫理を身につける。また、システムデザイン(PBL)の事例研究などにおいても技術者・研究者がどの様な局面に遭遇するかを仮想的に学習する。

博士後期課程

専攻する研究領域について、自立して創造的に研究を行うことのできる人材を養成するために、以下のような教育課程を編成します。

  • 博士論文や投稿論文の作成、またを学内外の学術活動を通じて通じて、高度な専門知識を身につけます。また、科学技術を運用する能力(研究を主体的かつ先導的に進める能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を深めます。
  • 研究を究めることで、専門領域の広い分野における創成能力を身につけます。 

機械工学専攻

◆博士(工学)
機械工学専攻は、自立して創造的に研究を行い、「機械」を基盤として人間生活に関する課題を解決できる人材を育成することを目的に、以下のような教育課程を編成します。
博士論文や投稿論文の作成、またを学内外の学術活動を通じて、高度な専門知識を身につけます。同時に、科学技術を運用する能力(研究を主体的かつ先導的に進める能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を深めます。
専門分野を深め、新しい領域にまで挑戦し、対応することのできる創成能力を身につけます。

化学応用学専攻

◆博士(工学)
化学応用学専攻は、人間生活に関する課題を「化学」を基盤に解決するために、自立して創造的に研究を行うことできる人材の育成を目指し、以下のような教育課程を編成します。
  1. 博士論文や投稿論文の作成、さらには学内外の学術活動を通じて、高度な専門知識を身につけます。
  2. 科学技術を運用する、より高度な専門的能力(研究を主体的かつ先導的に進める能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力、高度な国際性)を身につけます。
  3. 技術者や研究者に必要な社会的責務の理解と倫理観を醸成します。
  4. 専門分野に関する見識を深め、新しい領域にまで挑戦し、社会における問題を発見するとともに、その課題を解決する能力を身につけます。

電気電子工学専攻

◆博士(工学)
電気・電子工学専攻は、人間生活に関する課題を「電気」や「電子」工学とその学際領域を基盤に解決し、自立して創造的に研究を行うことのできる人材を育成するために、以下のような教育課程を編成します。博士論文や投稿論文の作成、また学内外の学術活動を通じて高度な専門知識を身につけると共に、国際会議における発表などを通して英語によるディスカッション能力やプレゼンテーション能力も涵養します。同時に、科学や工学技術を運用する能力(研究を主体的かつ先導的に進める問題発掘能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、シミュレーション技術、PDCAサイクルを運用する力)を深めます。 さらに専門分野を深め、新しい領域まで挑戦し、対応することのできる創成能力や問題解決能力を身につけます。

建築学専攻

◆博士(工学)
建築学専攻博士(工学)では、次のような方針で教育課程を編成し、実施します。
  1. 高度で幅広い知識を有する人材の育成
  2. まちづくり・建築・建築デザインの修士の能力に基礎をおいた「技術系」の専門分野の基本的・応用的な事項を身につけた人材の育成
  3. 背景にある社会性を理解できる人材の育成
  4. 論理的に研究を構成できる、研究者・高度専門職業人の育成
  5. 明快な論文と社会的な評価が得られる研究を行える、研究者・高度専門職業人の育成
  6. 完成した論文をまとめることのできる、研究者・高度専門職業人の育成

◆博士(建築学)
建築学専攻博士(建築学)では、次のような方針で教育課程を編成し、実施します。
  1. 高度で幅広い知識を有する人材の育成
  2. まちづくり・建築・建築デザインの修士の能力に基礎をおいた「意匠計画系」の専門分野の基本的・応用的な事項を身につけた人材の育成
  3. 背景にある社会性を理解できる人材の育成
  4. 論理的に研究を構成できる、研究者・高度専門職業人の育成
  5. 明快な論文と社会的な評価が得られる研究を行える、研究者・高度専門職業人の育成
  6. 完成した論文をまとめることのできる、研究者・高度専門職業人の育成

情報学専攻

◆博士(工学)
社会システム工学、電気電子工学、人間工学、言語学、教育学、心理学およびその関連分野において、自立して創造的に研究を行うことのできる人材を養成するために、以下のような教育課程を編成します。
博士論文や投稿論文の作成、また、学内外の学術活動を通じて、高度な専門知識を身につけます。また、科学技術を運用する能力(研究を主体的かつ先導的に進める能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を深めます。
研究を究めることで、専門領域の広い分野における創成能力を身につけます。

◆博士(情報学)
情報科学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野において、自立して創造的に研究を行うことのできる人材を養成するために、以下のような教育課程を編成します。
博士論文や投稿論文の作成、また、学内外の学術活動を通じて、高度な専門知識を身につけます。また、科学技術を運用する能力(研究を主体的かつ先導的に進める能力、独創的な思考力、高度な実験技術/設計技術、PDCAサイクルを運用する力)を深めます。
研究を究めることで、専門領域の広い分野における創成能力を身につけます。
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