機械音響学研究室
意のままに音を操り、快適な音響空間を実現する
指導教員:貝塚 勉 准教授
音響の制御に関する研究に取り組んでいます。例えば、機械が振動することで騒音が放射されますが、振動と騒音の大小関係は比例しないため、いかに両者の折り合いをつけて静粛化を図るか(振動を大きくせずに騒音を小さくする方法など)について研究を行っています。また、通常のスピーカから出される音はある程度遠くまで届くため、ユーザー以外の人にも聞こえてしまいますが、距離減衰が著しい音をつくり出せるスピーカを考案し、パーソナルな音響空間の実現を目指しています。さらには、物理学のみならず心理学も導入することで、びっくりさせずに覚醒度を上げられる警報音のデザインに関わる研究にも取り組んでいます。
主な研究
テーマ |
機械構造物の振動や騒音の制御 パーソナル音響システム 自動車の音響HMI |
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キーワード | 振動制御 / 騒音制御 / 音場制御 / ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI) |
関連する「持続可能な開発目標(SDGs)」
工学院大学は、最新の科学技術や産業技術の研究・活動に注力するとともに、持続可能な循環型社会づくりに向け、地球規模の視野を持ち世界をリードできる人材の育成をめざします。