物質と宇宙の起源を探る

指導教員:進藤 哲央 教授

素粒子というのは、私たちの身体やその周りにある物質を構成する、最も基本的な要素のことです。物質をんどん拡大していくと、原子や分子の世界が見えてきます。それをさらに拡大していくと、電子や原子核、果てはクォークなどといった、いわゆる素粒子の世界が存在していることがわかります。私たちの世界が何からできていて、それらがどのような性質を持っているのかを知るための理論的研究を行うのが素粒子理論です。また、我々の住むこの宇宙の歴史を調べると、初期の宇宙では、素粒子がバラバラになって光の速度に近い速度で飛び回っていたことがわかっています。このため、素粒子の性質を調べることは、宇宙の初期に何がおきたかを調べる重要なヒントになります。本研究室では、素粒子の性質とともに、この宇宙の謎についても理論的観点から調べています。


主な研究
テーマ
暗黒物質の正体を素粒子論的観点から探る
宇宙の物質反物質非対称の起源を探る
ニュートリノ質量の起源を探る など
キーワード 暗黒物質 / バリオジェネシス / ニュートリノ / ヒッグス粒子 / 宇宙論
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大学院 工学研究科

専攻